近年、財政難に苦しむバルセロナは、ラ・リーガが定めるサラリーキャップ規定を超過し、選手登録ができない事態がたびたび発生。昨シーズンもダニ・オルモとパウ・ビクトルの登録が開幕までに間に合わず、2試合を欠場する事態となった。しかし、アンドレアス・クリステンセンの長期離脱に伴う特例措置で、その給与枠を一部利用し、最終的に登録が可能となった経緯がある。
そして今夏も同様の問題に直面。『マルカ』によると、現時点でバルセロナはトップチームに17人しか登録できておらず、J・ガルシア、ラッシュフォード、シュチェスニー、G・マルティンの4選手は未登録のまま。クラブはリーグに保証金を支払うことで、この問題の解決を図る方針だという。
さらに、ホームスタジアム『カンプ・ノウ』の改修工事が遅れ、VIPエリアの運営権売却ができなかったことも要因の一つとされる。このVIPエリアは1億ユーロの価値があるとされ、リーグ側が売却を認めれば、バルセロナは“1対1ルール”をクリアできる見通しのようだ。
さらに『アス』は、FWルーニー・バルジ、MFマルク・ベルナル、DFエクトル・フォルトも未登録であり、この3選手はバルサ・アトレティック(Bチーム)での登録になる可能性があると伝えている。