今夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドは、ライプツィヒからスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコを獲得。これにより、前線の陣容はシェシュコ、オランダ代表FWジョシュア・ザークツィー、ホイルンドの3人に。さらにカメルーン代表FWブライアン・ムベウモ、ブラジル代表FWマテウス・クーニャはシャドーでの起用が見込まれるものの、両名とも最前線でのプレーも可能であり、充実した攻撃陣となった。
その中で序列が低下しているホイルンドは今夏の去就が不透明となっており、退団の噂も取りざたされている。そして現在はミランが同選手に関心を寄せており、メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスと競争できる選手の獲得を模索しているとされている。
報道によると、現時点ではクラブ間合意には至っていないようだが、前向きな話し合いができている模様。しかしながら、ホイルンド自身がミラン移籍を迷っているようで、代理人を通じて選手の意志を確認しているという。契約形態については、ミランは買い取りオプション付きのレンタル移籍を望んでいる一方、マンチェスター・ユナイテッドは完全移籍での売却を希望しているとされている。
また、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、「ミランとホイルンドの交渉が進行中」と指摘。さらに「600万ユーロ(約10億円)のレンタル料に4500万ユーロ(約77億円)の買い取りオプション条項が付く」と具体的な数字も報じており、交渉はかなり進んだ状況にもあるようだ。