今年はケルンのクラブ創設77年目のシーズン。そして、ケルンの象徴であるケルン大聖堂の基礎石設置777周年を迎える年となる中、ケルンのランドマークへのオマージュとして、ケルン大聖堂をオマージュした3rdユニフォームとなった。なお、制作にはケルン大聖堂も加わっている。
1248年8月15日に行われたケルン大聖堂の定礎式の後、数世紀にわたり建設が進められたものの1520年に中断。19世紀にプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世が大聖堂の完成を国家的事業と位置付け、定礎から632年後の1880年、現在の姿の大聖堂がついに完成しました。高さ157メートルを誇る大聖堂は、ケルン市の不屈の精神と歴史的継続性を象徴しています。
ケルンのフィリップ・リーゼンフェルトCEO(最高経営責任者)は、「大聖堂は絆と伝統の象徴であり、私たちの故郷のシンボルです。大聖堂はケルンの名を広めてくれる存在であり、今度は私たちがそれを身にまといます。ケルン市民にとっての歴史と象徴的な意味を讃えられることは、誇りであり喜びです。この特別なユニフォームをブンデスリーガで着られることを光栄に思います」とコメント。 ケルン大聖堂主任建築家ペーター・フュッセニッヒ氏は、「777年のケルン大聖堂、77年の1.FCケルン、どちらも“ケルンの魂”が生み出したものです。両者に共通するのは忍耐、持続、そして団結です。
また、ケルン大聖堂首席司祭ロベルト・クライネ氏も、「FCへの愛も大聖堂への愛も、さまざまな背景や人生を持つ人々を結びつけます。人々をひとつにし、慰めを与え、新たな希望を生み出します。まさにFCファンが歌う『Zokunft un Verjangenheit』の中の“e Jeföhl, dat verbink(人と人を結びつける気持ち)”です。そして8月15日、大聖堂の基礎石設置記念日に、私たちは大聖堂で正午にエキュメニカル礼拝を行い、この結びつきを祝います」と繋がりに深い意味を見出している。
ユニフォームはケルン大聖堂を刻んだ、気品ある黒の特別ユニフォームとなっており、バッジとパートナーのフンメルのロゴは金糸で刺繍。ケルン大聖堂のシルエット、首元には「1248年8月15日 - 777年 - 2025年8月15日」の文字がゴールドで刻まれており、パートナーの『REWE』と『DEVK』のロゴも金色で刺繍されている。さらに襟の内側には精緻な大聖堂グラフィックが施されている。
さらに今回の3rdユニフォームの販売によって、ケルン大聖堂保存協会への支援をさらに強化。クラブはパートナーの『REWE』および『DEVK』と共に、合計7万7777ユーロを保存協会に寄付することとなる。
ケルンは「ストーリーフレーズ」も公開。
「ストーリーフレーズ」
ケルンの街にそびえて777年。
永遠を願い築かれ、世代を超えて愛されてきた大聖堂。
信仰と誇りの象徴。
「デッケ・ピッター」の鐘が鳴り響くと、その音色は街全体を包み込む。
そしてEffzehも77年前からこの街で物語を刻んできた。
情熱を胸に、伝統を受け継ぎ、人々の誇りとなる存在。
このクラブは、大聖堂と同じように、すべてを乗り越えてきた。
大聖堂はケルンそのもの。そして、Effzehもまたケルンそのものだ。
777年前から、大聖堂はケルンの街を支えている。
そして今、私たちがその大聖堂を背負う番だ。
共に輝かしい過去を振り返り、
そして、輝かしい未来を見つめる。
だからこそ、私たちはここに誓う-
GLORIA COLONIA.
【画像】ケルン大聖堂の前で「黒×金」の特別ユニフォームをお披露目