DFBポカール1回戦の11試合が16日に行われ、今夏からドイツに挑戦する日本人選手たちが、ブンデスリーガの開幕に先立ち公式戦デビューを飾った。

 ベルギー王者ユニオン・サン・ジロワーズからホッフェンハイムに加わった日本代表DF町田浩樹は、ハンザ・ロストック(3部)戦でフル出場。
チームはマックス・メルシュテットの“ドッペルパック”(1試合2得点)などで4-0の大勝を収めた。

 ブレンビーからフライブルクに移籍した鈴木唯人は、シュポルトフロインデ・ロッテ戦で62分から途中出場。フライブルクは2-0の勝利で順当に勝ち進んだ。

 シント・トロイデンからザンクトパウリに加わった藤田譲瑠チマは、フルタイムおよび延長戦でも得点が生まれなかったノルダーシュテット戦で先発出場して120分間プレー。PK戦で2人目のキッカーを任された藤田は失敗してしまったが、チームはPK戦を3-2で制して、辛くも4部クラブを退けた。

 ボーフムの三好康児はベルリナーFCディナモ戦で今季公式戦初の先発出場を果たし、75分までプレーした。ボーフムは苦戦を強いられたものの、相手が2人の退場者を出したこともあり、延長戦の末に3-1の逆転勝利を収めた。

 松田隼風と横田大祐が所属するハノーファーは1回戦敗退。コットブスに序盤の1点で逃げ切られた。松田はフル出場、横田は後半開始からの途中出場だった。

 そのほか、ヴォルフスブルクは5部のヘーメリンゲンに9-0の圧勝。ライプツィヒはザントハウゼン(4部)に2度のリードを許したが、4-2で逆転勝利した。
ハンブルガーSVもピルマゼンス(5部)の大金星を許しかけたが、後半アディショナルタイムに追いつき、延長戦で逆転勝利を収めた。

 DFBポカール1回戦の結果と今後の日程は以下の通り。

DFBポカール1回戦
▼8月15日(金)
グロースアスパッハ(4部) 0-4 レヴァークーゼン(1部)
ザールブリュッケン(3部) 1-3 マクデブルク(2部)
ギュータースロー(4部) 0-5 ウニオン・ベルリン(1部)
ビーレフェルト(2部) 1-0 ブレーメン(1部)

▼8月16日(土)
ピルマゼンス(5部) 1-2 ハンブルガーSV(1部)
ベルリナーFCディナモ(4部) 1-3 ボーフム(2部)
ヘーメリンゲン(5部) 0-9 ヴォルフスブルク(1部)
イラーティッセン(4部) 3-3(PK戦:6-5) ニュルンベルク(2部)
バーリンガー(4部) 0-5 ハイデンハイム(1部)
ハンザ・ロストック(3部) 0-4 ホッフェンハイム(1部)
ザントハウゼン(4部) 2-4 ライプツィヒ(1部)
ノルダーシュテット(4部) 0-0(PK戦:2-3) ザンクトパウリ(1部)
シュポルトフロインデ・ロッテ(4部) 0-2 フライブルク(1部)
リューベック(4部) 1-2 ダルムシュタット(2部)
コットブス(3部) 1-0 ハノーファー(2部)

▼8月17日(日)
エンガース(5部) vs フランクフルト(1部)
ヴィクトリア・ケルン(3部) vs パーダーボルン(2部)
ヤーン・レーゲンスブルク(3部) vs ケルン(1部)
アトラス・デルメンホルスト(5部) vs ボルシアMG(1部)
ローネ(4部) vs グロイター・フュルト(2部)
ロコモティヴェ・ライプツィヒ(4部) vs シャルケ(2部)
モイゼルヴィッツ(4部) vs カールスルーエ(2部)
RSVアイントラハト1949(5部) vs カイザースラウテルン(2部)
ウルム(3部) vs エルフェアスベルク(2部)
ハレシャー(4部) vs アウクスブルク(1部)
ホンブルク(4部) vs ホルシュタイン・キール(2部)

▼8月18日(月)
ディナモ・ドレスデン(2部) vs マインツ(1部)
シュヴァインフルト(3部) vs デュッセルドルフ(2部)
プロイセン・ミュンスター(2部) vs ヘルタ・ベルリン(2部)
ロートヴァイス・エッセン(3部) vs ドルトムント(1部)

▼8月26日(火)
ブラウンシュヴァイク(2部) vs シュトゥットガルト(1部)
ヴェーエン・ヴィースバーデン(3部) vs バイエルン(1部)


【ハイライト動画】グロースアスパッハ 0-4 レヴァークーゼン

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