現在25歳のイサクは、母国スウェーデンのAIKでプロキャリアをスタート。
ニューカッスルとの現行契約を2028年6月30日まで残すイサク。そんな同選手にはリヴァプールが強い関心を示しており、一部メディアはすでに個人合意に至ったと報じている。さらに、イサクは太ももの軽い負傷を理由にプレシーズン中のアジアツアーを欠場。一方、ニューカッスル側は個別トレーニングを行っている同選手に対して移籍を容認しない方針を示していると見られ、両者の間では緊張感が高まっている。
そうしたなか、イサクは19日に公式Instagramのストーリーズを更新。「僕は長い間沈黙を守ってきたが、その間に他の人たちが自分たちの都合のいい解釈を広めてきた」と主張しながらニューカッスルの対応を非難し、「約束が破られて信頼が失われたとき、その関係を続けることはできない。今の僕はまさにその状況にある。だからこそ、変化は僕自身だけでなく、すべての人にとって最善の道だと考えている」と移籍へ向けた自身の見解を明かした。
すると、イサクの投稿からおよそ3時間後、ニューカッスルも公式サイトで声明を発表。
また、「私たちは最高の選手を引き留めたいと考えているが、同時に選手たちにもそれぞれの希望があることを理解しており、その意見には耳を傾けている」とクラブの姿勢を表明。しかしながら、「アレックスと彼の代理人にも説明してきた通り、我々は常にニューカッスル・ユナイテッド、チーム、そしてサポーターの最善の利益を考慮しなければならない。そして、今夏に移籍が成立する条件は満たされていないことを明確に伝えてきた。その条件が整うとは考えていない」と移籍を容認する可能性が低いことを強調した。
一方で、「ニューカッスル・ユナイテッドは誇り高い伝統を持つクラブであり、常にファミリーのような結束を大切にしている。アレックスもその一員であり、チームに戻ってくる時には仲間たちと共に温かく迎え入れるつもりだ」と関係修復に向けた道筋も提示している。