現在30歳のトロサールは、母国ベルギーのヘンクでプロキャリアをスタート。国内クラブへ4度のレンタル移籍を繰り返しながら頭角を表し、2019年6月にブライトンへのステップアップを果たした。イングランドの地でも加入1年目から定位置を掴み、2023年1月にアーセナルへ完全移籍。ここまでの2年半で公式戦124試合に出場しながら、28ゴール21アシストを記録している。
アーセナルとの現行契約を2026年6月末まで残すトロサール。契約には1年間の延長オプションが付帯する同選手だが、今夏の移籍市場ではバイエルンやドルトムント、プレミアリーグクラブなどによる関心が噂されてきた。17日に行われたマンチェスター・ユナイテッドとのリーグ開幕戦ではベンチ入りを果たしたものの、その去就には大きな注目が集まっている。
そうしたなか、トロサールがアーセナルとの新契約に合意し、大幅な昇給を掴み取った模様。ベルギー代表FWはチーム内での役割に見合った待遇を求め、しばらく前からクラブと交渉を続けていたという。一方、契約期間については従来通りであり、延長には至っていないと指摘。正式に新契約が締結された場合、今夏に浮上していた移籍の噂には終止符が打たれる見込みだ。