ボルシアMGに所属するFW福田師王が2.ブンデスリーガ(ドイツ2部リーグ)へレンタル移籍する可能性が高まっているようだ。19日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、2.ブンデスリーガに所属するカールスルーエが福田の移籍についてボルシアMGと完全合意に達したとのこと。移籍形態はレンタルとなり、100万ユーロ(約1億7000万円)から150万ユーロ(約2億6000万円)の買い取りオプションも付随するという。すでにメディカルチェックも予定されており、加入が決定的となっているようだ。

 カールスルーエはドイツ南西部のバーデン・ヴュルテンベルク州に本拠地を置くクラブで、過去には2度のDFBポカール(国内カップ戦)制覇を経験。2008-09シーズン以降はトップリーグから遠ざかっており、昨シーズンは2.ブンデスリーガを8位で終えた。かつて永井雄一郎氏と山田大記氏が在籍しており、移籍が実現すれば福田はクラブ史上3人目の日本人選手となる。

 福田は2004年4月8日生まれの現在21歳。神村学園(鹿児島県)在学中の2022年10月にボルシアMG加入内定が発表されると、U-19チームでのデビュー戦ではいきなり8ゴールをマーク。その後も下部リーグで経験を積み、昨年1月にブンデスリーガデビューを飾った。昨シーズンのブンデスリーガでは6試合出場1ゴールという成績を残し、今夏もプレシーズンマッチ初戦で2得点を挙げるなどアピールを続けていた。

 しかし、今シーズン最初の公式戦となるDFBポカール1回戦のSVアトラス・デルメンホルスト戦では招集外に。試合後、ボルシアMGのローランド・ヴィルクスSD(スポーツディレクター)は「彼は病気やケガだったわけではない。
彼にとって最善の策を検討しており、現在は交渉中である」と移籍の可能性を示唆していた。
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