2025明治安田J1リーグ第30節が20日に行われ、FC町田ゼルビアとガンバ大阪が対戦した。

 AFCチャンピオンズリーグエリートに出場する町田と、AFCチャンピオンズリーグ2に出場するG大阪による試合が、日程の都合で20日に前倒しで行われた。


 現在リーグ戦7連勝中の4位町田は、首位京都サンガF.C.との勝ち点差が「2」という状況。攻撃の中心的存在であるFW相馬勇紀を累積警告による出場停止で欠くなか、勝利すれば暫定首位に浮上する重要な一戦に臨む。

 現在リーグ戦2連敗中のG大阪は、4月に行われた前回対戦では0-1で敗れた町田との試合を迎える。サンフレッチェ広島、ファジアーノ岡山に続いて、町田にもシーズンダブルを許すことは避けたいところだった。

 試合は17分にスコアが動く。町田の左からのCKという場面で、キッカーのナ・サンホが蹴ったインスイングのボールに昌子源が頭で合わせ、ゴール左下に流し込んだ。

 先制した町田は、それぞれがうまくポジションを取りながら、パスワークで追加点を狙っていく。対するG大阪もチャンスを作っていくが、得点まで持っていくことができない。前半はこのまま町田の1点リードで終えた。

 後半の序盤は、攻守が目まぐるしく入れ替わる展開となる。特にG大阪は前半と比べ攻勢を強め、シュートの場面を増やしていく。だが、町田のGK谷晃生のナイスセーブなどもあり、得点には至らない。


 それでもG大阪は61分、中盤でボールを奪うと、ウェルトンがドリブルで突破し、ペナルティエリア左からグラウンダー性のクロスを送る。町田のGK谷がこれを弾いたが、ゴール前に詰めていたデニス・ヒュメットがシュートをゴールに突き刺し、G大阪は同点に追いついた。

 勢いに乗るG大阪はシュートチャンスを作り続け、町田のゴールを脅かしていく。しかし78分、町田は左サイドからのクロスにオ・セフンが頭で合わせてシュート。これはGK一森純によってセーブされたものの、こぼれ球に反応した林幸多郎が押し込んでゴール。町田が再びリードした。

 さらに90分、町田の選手がペナルティエリアで倒されてPKを獲得。このPKを西村拓真が沈め、リードを2点に広げた。

 試合はこのまま終了。町田が3-1でG大阪に勝利し、暫定首位に浮上した。一方のG大阪はこれでリーグ戦3連敗。町田にシーズンダブルを許した。


 次戦は両チーム共に23日に行われる第27節となり、町田はアウェイで横浜F・マリノスと、G大阪はホームで横浜FCとそれぞれ対戦する。

【スコア】
FC町田ゼルビア 3-1 ガンバ大阪

【得点者】
1-0 17分 昌子源(FC町田ゼルビア)
1-1 61分 デニス・ヒュメット(ガンバ大阪)
2-1 78分 林幸多郎(FC町田ゼルビア)
3-1 90分 西村拓真(PK/FC町田ゼルビア)


【動画】FC町田セルビアvsガンバ大阪 ゴール集!








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