プレミアリーグ第2節が23日に行われ、アーセナルとリーズが対戦した。

 今夏の移籍市場で積極的な動きを見せるアーセナルは、FWヴィクトル・ギェケレシュやMFマルティン・スビメンディらを補強。
さらにこの試合の前にはクリスタル・パレスからイングランド代表MFエベレチ・エゼの獲得を発表し、悲願のリーグ制覇に向けて戦力を整えた。

 日本代表MF田中碧の所属するリーズは昨シーズン、チャンピオンシップ(2部)で勝ち点「100」を獲得し、プレミアリーグに復帰。第1節ではエヴァートンに勝利し、開幕白星スタートを切った。ビッグクラブとの一戦で、チームの現在地を図る機会となる。

 前節に続き田中がスターティングメンバーに名を連ねた試合は、序盤からアーセナルが試合を支配。右ウイングのブカヨ・サカを中心に攻め立てる。16分にはリーズのゴールキックを敵陣深くで奪うと、ギェケレシュに決定機。しかし、慌ててしまったギェケレシュのシュートは大きく外れてしまう。

 対するリーズは20分にコーナーキックからチャンス。パスカル・ストライクがヘディングシュートを放つも、GKダビド・ラヤが反応し、弾き出す。試合は落ち着き始め、アーセナルがリーズの守備ブロックを攻略を試みる展開に。すると、34分にアーセナルが得意のセットプレーから先制点。
デクラン・ライスのキックにユリエン・ティンバーが合わせた。

 キャプテンのマルティン・ウーデゴーアが肩を痛め負傷交代する事態も起きたが、前半アディショナルタイムにアーセナルが追加点。ティンバーのパスにサカが抜け出すと、右足を振り抜きネットを揺らした。 

 後半に入り48分、今夏の新加入のギェケレシュにゴール。左サイドの背後を突くと、カットインでペナルティエリアに侵入し、右足でシュート。ニアサイドに打ち抜かれた一撃は、アーセナルに3点目をもたらした。しかし、その直後にはウーデゴーアに続き、サカもハムストリングを痛め、負傷交代を余儀なくされる。
 
 さらに56分には再びコーナーキックからティンバーが押し込み、4点目を奪取。防戦一方となったリーズは58分、田中碧に交代を告げ、ショーン・ロングスタッフを投入する。するとアーセナルは、マックス・ダウマン、クリスティアン・モスケラ、マイルズ・ルイス・スケリーをピッチに送り込む。

 アーセナルはその後リーズに反撃の隙を与えずに、後半アディショナルタイムにはダウマンが奪取したPKでギェケレシュが仕上げの一発。5-0で勝利を収め、第1節マンチェスター・ユナイテッド戦に続き、完封となった。


 アーセナルは次節、31日に敵地でリヴァプールと対戦。一方のリーズは30日にニューカッスルをホームに迎え入れる。

【スコア】
アーセナル 5-0 リーズ

【得点者】
1-0 34分 ユリエン・ティンバー(アーセナル)
2-0 45分+1分 ブカヨ・サカ(アーセナル)
3-0 48分 ヴィクトル・ギェケレシュ(アーセナル)
4-0 56分 ユリエン・ティンバー(アーセナル)
5-0 90分+5分 ヴィクトル・ギェケレシュ(PK/アーセナル)


【動画】アーセナル、サカの追加点



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