イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマは、マンチェスター・シティと個人合意に達したようだ。24日、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が報じている。


 現在26歳のドンナルンマは、2021年夏にミランからフリートランスファーでパリ・サンジェルマン(PSG)に加入。2024-25シーズンはクラブ史上初となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇に導くなど、正守護として君臨し続けた。しかし、2026年夏に満了となる契約延長交渉が不調に終わると、PSGはリールからフランス代表GKリュカ・シュヴァリエを獲得。新シーズンはシュヴァリエが正GKとしてプレーを続けている。

 PSG退団が確実視されるなか、ドンナルンマは22日に行われたリーグ・アン第2節アンジェ戦でサポーターに別れの挨拶を告げている。移籍先としてマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティが候補に挙がっていたが、シティがより具体的な動きを見せているようだ。

 ロマーノ氏は23日、「ドンナルンマはマンチェスター・シティと個人的な条件で合意に達した」と報道。さらに、現在は両クラブ間で交渉が行われていることも明らかにし、移籍金は当初PSGが要求していた5000万ユーロ(約86億円)を下回る金額で決着する可能性が高いと見られている。

 しかし、マンチェスター・シティには現在、ブラジル代表GKエデルソン、イングランド代表GKジェームズ・トラッフォード、ドイツ代表GKシュテファン・オルテガが在籍している。そのため、ドンナルンマの獲得はエデルソンの去就に左右されるとの見方も示されている。
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