ホッフェンハイムは24日、同クラブに所属する日本代表DF町田浩樹の負傷状況を発表。左ひざの前十字じん帯断裂と診断され、長期離脱することとなった。


 今夏にユニオン・サン・ジロワーズからホッフェンハイムに完全移籍加入し、キャリア初のヨーロッパ5大リーグ挑戦を果たした町田。16日に行われたDFBポカール1回戦のハンザ・ロストック戦(○4-0)にフル出場し、新天地デビューを飾ると、続く23日には、一昨シーズンのブンデスリーガ王者であるレヴァークーゼンとの開幕戦でも先発に名を連ねた。

 だが、1-1で迎えた前半終了間際の40分、町田を悲劇が襲う。レヴァークーゼンのスペイン代表DFアレハンドロ・グリマルドに対応した際、両者が衝突し、左ひざを負傷。一度は立ち上がってプレーを試みるも、再びピッチに倒れ込み、負傷交代を強いられていた。なお、試合は2-1でホッフェンハイムが勝利している。

 同試合の翌日、ホッフェンハイムが町田の負傷詳細を報告。検査の結果、左ひざの前十字じん帯を断裂していることが明らかになった。クラブは離脱期間を公表していないものの、ケガの種類から考慮しても、2025-26シーズン中に復帰できるか否かも不透明な状況。町田個人としては、日本代表の主軸としてFIFAワールドカップ26アジア最終予選の7試合に出場していたが、来夏に控えた本大会に向けて、無念の大ケガに見舞われてしまった。

 ホッフェンハイムのアンドレアス・シッカーSD(スポーツディレクター)はクラブを通して、「我々とっても、コウキ自身にとっても、非常に残念なニュースだ。彼は新加入選手として、短期間でチームに素晴らしい適応を見せ、特にディフェンス面で重要な役割を果たしてくれていた。
この状況下で、この欠場は我々にとって痛手である。我々はコウキを可能な限りの手段で支援し、彼と共にこの困難に立ち向かう。コウキの欠場期間は長引く見込みだ。左センターバックのポジションで代替選手を探るため、移籍市場を再び注視していく」とコメントを発表した。

 なお、町田と同じくレヴァークーゼン戦で負傷したオランダ人MFヴァウター・ブルヘルについては、右足首の負傷が確認されたようだ。一方で、シッカーSDは「それほど長く欠場することはないと確信している」と発しており、長期離脱は回避したという。


【ハイライト動画】町田はブンデス開幕戦で無念の負傷交代



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