セリエA開幕節(第1節)が24日に行われ、ユヴェントスとパルマ・カルチョが対戦した。

 ユヴェントスは、今年3月に就任したイゴール・トゥドール監督の下、新たなシーズンを迎えた。
昨季の成績はセリエA4位。チャンピオンズリーグ(CL)出場権こそ確保したが、2019-20シーズン以来スクデットから遠ざかっている。まずは開幕節に勝利し、リーグ優勝への第1歩としたい。

 対するパルマは、今夏に現在30歳のカルロス・クエスタ新監督の就任を発表。躍進を期待されるパルマは、結果を求められるユヴェントスを相手にどのような戦いぶりを見せるのか。この一戦にGK鈴木彩艶は先発出場した。

 試合はボールを保持するユヴェントスに対し、パルマがコンパクトな守備を構えるという構図。ユヴェントスは13分、インスイングのクロスにボックス内のフランシスコ・コンセイソンが頭で合わせたが、パルマのGK鈴木彩艶の好セーブに阻まれる。

 ゴールに迫るユヴェントスは何度かチャンスを作るが、得点には繋がらない。一方のパルマは、なかなかシュートまで持ち込むことができない状況が続く。試合は両チーム共にスコアレスで折り返した。

 後半開始すぐの47分、パルマに決定機が訪れる。
鋭いスルーパスに反応したポントゥス・アルムクヴィストがボックス内で折り返すと、マテオ・ペレグリーノがワンタッチでシュート。しかし、ユヴェントスのブレーメルがブロックして得点を許さない。

 そして59分、遂に均衡が崩れる。左CKの流れからケナン・ユルディズが鋭く低いクロスを通すと、ゴール前に詰めていた新加入のジョナサン・デイヴィッドが押し込み、ユヴェントスに待望の先制点をもたらした。

 1点のリードを奪ったユヴェントスだが、83分にアンドレア・カンビアーゾが相手選手を突き飛ばしてしまい、レッドカードを提示されて退場。しかし直後の84分、カウンターからピッチ中央でドゥシャン・ヴラホヴィッチがユルディズにパス。そのユルディズがボックス内までドリブルでボールを運び低いクロスを送ると、最後はヴラホヴィッチがワンタッチでゴールネットを揺らした。

 試合はこのまま終了。ユヴェントスが2-0でパルマに勝利し、白星スタートに成功した。

 次節、ユヴェントスは31日にアウェイでジェノアと、パルマは30日にホームでアタランタとそれぞれ対戦する。

【スコア】
ユヴェントス 2-0 パルマ・カルチョ

【得点者】
1-0 59分 ジョナサン・デイヴィッド(ユヴェントス)
2-0 84分 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(ユヴェントス)


【ハイライト動画】ユヴェントスvsパルマ


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