現在25歳のイサクは、母国スウェーデンのAIKでプロキャリアをスタート。ドルトムントやヴィレムII、レアル・ソシエダを経て、2022年夏にクラブ史上最高額の7000万ユーロ(約121億円)でニューカッスルへ加入した。昨シーズンは公式戦42試合出場27ゴール6アシストを記録し、クラブにとって70年ぶりの国内タイトルとなったカラバオカップ制覇に大きく貢献。2年連続でリーグ戦20ゴール以上を叩き出し、世界屈指のストライカーへと成長を遂げた。
ニューカッスルとの現行契約を2028年6月30日まで残すイサク。そんな同選手にはリヴァプールが強い関心を示しており、一部メディアはすでに個人合意に至ったと報じている。さらに、今月20日にはイサクが自身の公式インスタグラムで、「約束が破られて信頼が失われたとき、その関係を続けることはできない。今の僕はまさにその状況にある」とクラブへの不満を表明。ニューカッスル側も即座に声明を発表し、「クラブ幹部が『今夏に退団を認める』という約束を交わした事実は一切ないということだ」と反論していた。
そうしたなか、ルーベン氏とニューカッスルのディレクターであるハコボ・ソリス氏が、25日に行われたリヴァプール戦を前にイサクの自宅を訪れた模様。同クラブはイサクの残留を望んでおり、今回の面会でチームへの復帰に向けた説得を試みたという。また、指揮官を務めるエディ・ハウ監督も同選手の合流を強く希望しており、関係者は今回の面会を残留への一歩と捉えているようだ。
依然として去就に大きな注目が集まるイサクだが、ニューカッスル上層部の願いは実現するのだろうか。