アモリム体制2年目での飛躍を目指すマンチェスター・ユナイテッドは、今夏の移籍市場で前線の戦力を拡充。プレミアリーグでの実績豊富なブラジル代表FWマテウス・クーニャとカメルーン代表FWブライアン・ムベウモに加え、将来性豊かなスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコも獲得した。
アーセナルとの開幕節では敗れはしたものの、クーニャとムベウモが存在感を放ち、内容面でも圧倒するなど今シーズンの躍進を期待させるパフォーマンスを見せた。しかし、現地時間24日に行われたフルアムとの第2節は、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスのPK失敗などチャンスを生かしきれずに1-1のドローで終了。ボール保持率やシュート数でフルアムを下回るなど、開幕節とは一転して内容面でも消化不良のゲームとなった。
昨年11月に就任したアモリム監督は、スポルティング時代と同じ3-4-2-1のシステムをここまで一貫して採用。しかし、リーグ戦29試合で獲得した勝ち点は「28」に留まっており、勝率はわずか24.1%(29試合で7勝)となっている。しばしばシステムへの固執によって批判も浴びているが、左ウイングバック(WB)を主戦場とするドルグは次のように強調した。
「対戦相手のシステム次第だし、センターバック(CB)の脇に下がって4-3-3にすることはいつでもできる。重要なのは相手に適応し、互いに助け合い、動き回ることだ。システムそのものよりも、どのように対処するかが重要なんだ。どうプレーするかは自分次第だし、仮にMFがマンマークされていると感じたら、下がってボールを受ければ良い。
1分1敗とスタートダッシュには失敗したが、2025-26シーズンは始まったばかり。ドルグは「プレミアリーグ優勝を目指している。僕たちはマンチェスター・ユナイテッドであり、それが常に目標だ」と高みを見据えている。