リヴァプールに所属するギリシャ代表DFコスタス・ツィミカスに対し、ローマが関心を寄せているようだ。25日、イギリスメディア『スカイスポーツ』やイタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が伝えている。


 現在29歳のツィミカスは左サイドバック(SB)を主戦場とするプレーヤーで、母国の名門オリンピアコスでプロキャリアをスタートさせた。2020年夏に加入したリヴァプールではここまで公式戦通算115試合に出場し18アシストをマーク。先発起用の機会こそ限られているものの、スコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンの頼れるバックアッパーとして長年チームを支えている。

 そんなツィミカスだが、今夏にボーンマスからハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズが加入した影響で序列が低下し、現状では左SBの3番手に。クリスタル・パレスとのFAコミュニティシールドやプレミアリーグ開幕からの2試合ではベンチメンバーからも外れており、2027年6月末の契約満了を待たずしての退団が囁かれている。

 報道によると、去就不透明となっているツィミカスに対してローマが関心を寄せており、リヴァプールにレンタルを打診したとのこと。リヴァプールは完全移籍での売却を目指しているため現時点で合意には至っていないが、今後も交渉が続く見込みだという。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、ローマがツィミカスのレンタルを画策中と前置きしつつ、その他にも2クラブが獲得に興味を示していると伝えている。

 ノッティンガム・フォレストやマルセイユからの関心も囁かれているツィミカスだが、今夏にリヴァプールを退団することになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
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