今夏の移籍が濃厚視されていたN・ジャクソンは、チェルシーが高額での完全移籍か、買い取り義務が付随するレンタル移籍での放出を画策していたため、なかなか移籍先が決まらなかった。
しかし、移籍市場の閉幕が迫る中でイギリスメディア『スカイスポーツ』によると、バイエルンが1300万ポンド(約26億円)のレンタル料に、5620万ポンド(約111億円)の買い取りオプションが付随したレンタル移籍でのオファーを提示。チェルシーはレンタル料が異例の金額であることから、買い取り義務ではないこのオファーを受け入れてクラブ間合意に達したことが報じられていた。
これを受け、N・ジャクソンは30日にドイツ・ミュンヘンに移動し、メディカルチェックを受けた後に、移籍が正式発表される見通しとなり、実際に同選手は飛行機に乗って現地に到着した様子も明らかになっていた。
そうしたなか、30日に行われたプレミアリーグ第3節のチェルシーとフルアムの一戦(◯2-0)で、今夏新加入したU-21イングランド代表FWリアム・デラップが負傷交代に。試合後、エンツォ・マレスカ監督が6~8週間の離脱が予想されることを明かしたことで、チェルシーは急遽N・ジャクソンのメディカルチェック受診許可を取り消し、ロンドンに戻ることを指示した。
だが、この決定にN・ジャクソン陣営は憤怒しており、チェルシーに戻るつもりはなく、バイエルンへの移籍を成立させるために動いていることがイギリスメディア『BBC』など複数メディアで伝えられている。
このような状況に陥ったことを受け、バイエルンのSDを務めるエベール氏は『ビルト』で「昨日合意に達してメディカルチェックを受ける許可を得た後、チェルシーから選手の帰還を希望するという連絡を受けた。現在の状況は、ジャクソンはミュンヘンにいるけど、彼を戻さなければならないということだ」と語りながら、次のように説明した。
「まず初めに私は行動を起こす立場にない。すでに行動は起こしていたし、検査を受けて契約にサインをしたかった。今はそれをすることができない。
それでも、エベール氏は「残された時間は48時間だ。これは私たちが想定していた状況ではないけど、解決策を見つけられるように努力する」と移籍成立をまだ諦めてはいないことを明かした。
「まずは検討している。行動できる限り、行動を起こすべきかどうかを、そしてどのように行動するかを検討していく。もし最終的に何もしないという決定を下したとしても、それが決断だ。しかし、私たちにはまだ決断する機会があり、全力を尽くしてそれを実行するように努める」