FIFAワールドカップ26欧州予選グループGの第5節が4日に行われ、オランダ代表とポーランド代表が対戦した。

 2大会連続の本大会出場に向け、欧州予選を戦うオランダ代表。
ここまで消化した2試合では連勝を飾っており、今節はフィンランド代表からグループ首位を奪うチャンスが訪れた。対するは、3大会連続のワールドカップ出場を狙うポーランド代表。エースとしてチームを牽引するロベルト・レヴァンドフスキは、今節も最前線で先発起用されている。

 試合は序盤からオランダ代表が主導権を握り、28分にスコアを動かす。ミッキー・ファン・デ・フェンのクロスを相手がクリアし、オランダ代表が左サイドでコーナーキックを獲得。メンフィス・デパイがキッカーを務めると、右足でインスイングのボールを蹴り入れる。クロスはファーに流れ、飛び込んできたデンゼル・ダンフリースが打点の高いヘディングで先制点を挙げた。

 一方のポーランド代表も終盤の80分に意地を見せる。左サイドからヤクブ・キヴィオルが斜めに差し込み、ボックス内でヤクブ・カミンスキがキープ。バルトシュ・カプストゥカを経由してカロル・シフィデルスキに繋がるが、パスは相手選手にカットされてしまう。それでもこぼれ球がペナルティエリア右角のマティ・キャッシュにわたり、思い切り良く右足を一閃。豪快なミドルシュートでニアを射抜き、ゲームは振り出しに戻された。


 結局、そのまま試合は1-1で終了。実力者同士の一戦はドローとなったが、1試合未消化のオランダ代表がグループ首位に浮上した。次節は7日に行われ、オランダ代表はアウェイでリトアニア代表と対戦。ポーランド代表はホームでフィンランド代表と対戦する。

【スコア】
オランダ代表 1-1 ポーランド代表

【得点者】
1-0 28分 デンゼル・ダンフリース(オランダ代表)
1-1 80分 マティ・キャッシュ(ポーランド代表)
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