アストン・ヴィラを率いるウナイ・エメリ監督が、残留したアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスに期待を寄せた。12日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。


 昨シーズンの本拠地『ヴィラ・パーク』での最終戦終了後に選手たちがサポーターへの挨拶をしたなか、GKマルティネスは涙を流しながら、ピッチを後にしたことが話題となり、現行契約は2029年6月30日までとなっているものの、今夏の移籍市場での退団の可能性が指摘されていた。

 移籍市場閉幕間際までマンチェスター・ユナイテッドへの移籍の可能性が噂されるなど、去就に注目が集まったGKマルティネスだが、最終的に移籍は実現せず。今季もアストン・ヴィラでのプレーを続けることになっている。

 移籍の可能性があったこともあり、8月31日に行われた前節のクリスタル・パレス戦(●0-3)はベンチ外で欠場していたGKマルティネス。残留したことで、13日に行われる第4節のエヴァートン戦に出場することが期待されているなか、エメリ監督は同選手がチームに献身的な姿勢を示していることを明かした。

「選手にはいろいろなことが起きる。残留する選手もいれば、移籍に近づいていた選手もいるし、他の選手が他のクラブだったり、私たちのクラブに加入することに近づいていたかもしれない」

「それは普通のことで、理解している。残留は素晴らしいニュースだ。本当に嬉しい。彼は世界最高のGKだ。アストン・ヴィラへの献身性は計り知れない。彼は常にベストを尽くすためにトレーニングを続け、アストン・ヴィラを尊敬している。
エミは幸せで、今自分の挑戦はアストン・ヴィラと代表チームにあることを理解している」
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