サッカー日本代表が来年3月23~31日のインターナショナルマッチウィーク(国際試合期間、2試合予定)で欧州遠征を計画していることが11日、分かった。遠征中のどちらか1試合で欧州のW杯優勝国とテストマッチを組む可能性を探っていることも判明。
今月の米国遠征を1分け1敗で終えたが、目標の世界一へ森保ジャパンは歩みを止めない。北中米W杯を見据え、新たに来年3月下旬の欧州遠征計画(2試合)が判明。関係者によると、欧州のW杯優勝国が対戦相手の優先候補だという。
名前が挙がるのはフランス、イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア。ただ、遠征を計画する26年3月23~31日の期間は、W杯欧州予選プレーオフ(同26、31日)と重なるため、今年11月まで開催される同予選グループステージで1位突破していることが第一条件となる。さらに、12月5日(日本時間6日)に米ワシントンで行われる本大会組み合わせ抽選会で日本と別組になることも不可欠。同組のテストマッチで本番前に手の内を明かせないからだ。欧州予選で現状、フランス、イングランド、スペインが各組首位に立つ。対戦相手の絞り込みはこれらの条件がそろって以降、本格化する流れとなる。
来年6月11日開幕のW杯まで3か月を切った中での重要な強化期間。
来年3月の国際試合ウィークの強化策について、日本サッカー協会の宮本恒靖会長(48)はスポーツ報知の取材に「できるだけ(テストマッチは)強い国と。(森保一)監督やチームの要望もそうだし、強豪とやれれば一番いい」と方針を明かした。
森保ジャパンは今回の米国遠征、6日のメキシコ戦(0△0)と9日の米国戦(0●2)で勝ちきれず。中2日の日程と長距離移動という本大会開催地で貴重な経験を積みながら、選手層に課題を残した。W杯で日本は16強が最高。来春、欧州のW杯優勝国との腕試しを視野に入れ、最善のチーム強化に着手する。