チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第1節が17日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG/フランス)とアタランタ(イタリア)が対戦した。

 昨季のCLを制し、クラブ史上初の欧州王者に輝いたPSG。
大会連覇を目指す同クラブは、今夏に開催されたFIFAクラブワールドカップ2025でも2位の好成績を残しており、就任3年目を迎えたルイス・エンリケ監督の下で黄金期を迎えている。対するは、昨季のセリエAを3位で終えたアタランタ。両国を代表する強豪がCL開幕戦で激突した。

 試合は開始早々の3分にPSGがスコアを動かす。アタランタがGKを交えたビルドアップで前進を試み、PSGも前線からプレスをかけて応戦。センターバックのマルキーニョスが深いエリアまでマーカーに対応し、ボックス正面でボールを奪取する。ブラッドリー・バルコラを経由してペナルティエリア左のファビアン・ルイスにパスがわたると、GKの手前に送ったクロスにマルキーニョスが反応。ストライカー顔負けの駆け引きで先制点を挙げた。

 さらに39分、攻勢を強めるPSGが追加点をマークする。ポゼッションでアタランタを押し込みつつ、ヴィティーニャが右サイドのアクラフ・ハキミへと展開。ワンタッチでハーフスペースのフヴィチャ・クヴァラツヘリアにパスを出すと、ジョージア代表MFが鋭い反転からドリブルを開始する。スピードに乗りながら次々と相手選手を突破し、ボックス正面まで運んだタイミングで右足を一閃。
強烈なミドルシュートがネットに突き刺さり、PSGがリードを広げた。

 直後の41分にはゴール前でマルキーニョスが倒され、VARの介入によってPSGがPKを獲得。しかし、バルコラのキックはGKマルコ・カルネセッキに止められ、ホームチームが絶好機を逃してしまう。

 それでも、51分にまたもスコアを動かしたのはPSGだった。ヴィティーニャが左サイドのバルコラに散らし、ヌーノ・メンデスがハーフレーンを勢いよくスプリント。縦に流したスルーパスからペナルティエリア内に攻め込むと、鋭い切り返しで完全にマーカーを抜き去る。プレスバックしてきた2人目のディフェンダーに体を寄せられるが、N・メンデスは角度の小さい位置でシュートを選択。冷静にニアを射抜いて3点目を決めた。

 その後、後半アディショナルタイムにはゴンサロ・ラモスにも得点が生まれ、試合は4-0で終了。PSGが勝利を収めた。次節、PSGは来月1日にアウェイでバルセロナ(スペイン)と対戦。アタランタは今月30日にホームでクラブ・ブルッヘ(ベルギー)と対戦する。


【スコア】
パリ・サンジェルマン 4-0 アタランタ

【得点者】
1-0 3分 マルキーニョス(パリ・サンジェルマン)
2-0 39分 フヴィチャ・クヴァラツヘリア(パリ・サンジェルマン)
3-0 51分 ヌーノ・メンデス(パリ・サンジェルマン)
4-0 90+1分 ゴンサロ・ラモス(パリ・サンジェルマン)

【動画】PSGvsアタランタのハイライト!



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