リーズを率いるダニエル・ファルケ監督が、日本代表MF田中碧のコンディションについて言及した。18日、イギリス『ヨークシャー・イブニング・ポスト』が同指揮官のコメントを伝えている。


 田中は第1節エヴァートン戦と第2節アーセナル戦でスタメン出場を果たし、昨シーズンに引き続き中盤の一角を担っていた。しかし、アーセナル戦でヒザを痛め、その後の第3節ニューカッスル戦、カラバオカップ2回戦のシェフィールド・ウェンズデイ戦を欠場した。

 13日に行われた第4節フルアム戦ではベンチ入りしたものの、出場機会が訪れることはなかった。そしてファルケ監督は第5節ウルヴァーハンプトン(ウルブス)戦に向けた会見に出席。その際に田中のコンディションについて言及し、今節の復帰を示唆した。

「田中にとって今週はフルトレーニングをこなすことが重要だった。前回の試合はわずか2回のセッションしか取り組めなかったので、先発できるかの議論はできなかった。でも、フルトレーニングをこなせれば復帰する可能性はある。それはヨエル・ピル―も同様で、スタメン出場をめぐる争いは続いているよ」

 またファルケ監督は、MFの得点関与を求めており、「中盤からのゴールとアシストが必要」とコメント。「ブレンデン(アーロンソン)かヨエル(ピル―)を少し違うポジションで起用することも可能だ。補強ではこの点を重視していたし、ショーン・ロングスタッフは得点力があるし、田中にもその実力があると知っている」と語り、田中の攻撃面の貢献にも期待を寄せている。

 リーズは20日、敵地『モリニュー・スタジアム』でウルブスと対戦する。

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