マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が、上層部との会談は普通のことであったことを明かした。19日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 昨シーズンをプレミアリーグ発足後最低となる15位で終えたマンチェスター・ユナイテッドは、夏の移籍市場で大金を投じて攻撃陣を補強した。しかし、今季も開幕から苦戦を強いられており、プレミアリーグではここまで1勝1分け2敗の14位に位置しているほか、カラバオ・カップでは2回戦でPK戦の末にグリムズビー(4部)に敗れて敗退している。

 このような結果から、昨季途中から指揮を執るルベン・アモリム監督への批判の声も大きくなっているなか、以前から予定されていたものの、共同オーナーを務めるジム・ラトクリフ氏が同監督との会談を実施するために練習場を訪れたことが明らかになっており、同監督の進退にも注目が集まる事態となっている。

 しかし、アモリム監督は「新契約を提示してくれたんだよ」とラトクリフ氏の訪問理由について冗談で返しながら、大きな問題は何もないことを強調した。

「普通のことだよ。ただサポートを示すために、長いプロジェクトだと説明するためのね。彼は何度も『これが私の3年目だ』と言っていた。私にとっては違うことだけど、普通のことだよ」

 さらに、他の複数の上層部とも話をしたというアモリム監督は「チームに関するあらゆるデータを確認した」と会談内容を明かしつつ、「だから、これまでも何度もしてきた普通の会議なんだ。でも、今この状況で注目することは普通のことだと思う」と関心が集まっている状況には理解も示した。

 そして、「これがフットボールであり、このクラブはおそらく世界中のどのクラブよりもプレッシャーが大きい。それでも、私たちは勝ちたい」と勝利への意気込みを口にした。

 次戦は20日(日本時間21日1時30分キックオフ)にホームでチェルシーと対戦するマンチェスター・ユナイテッド。
2試合ぶりとなる今季2勝目を手にすることはできるのだろうか。
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