リヴァプールがオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフとの契約延長を画策しているようだ。23日、イギリスメディア『トークスポーツ』が伝えている。


 現在23歳のフラーフェンベルフはアヤックスの下部組織出身で、2018年9月に16歳でトップチームデビューを飾った。母国の名門で公式戦通算103試合出場12ゴール13アシストという成績を残すと、2022年夏にバイエルンへ完全移籍。しかし、ドイツ代表MFジョシュア・キミッヒらの牙城を崩すことができず、主力に定着できぬまま翌年夏にリヴァプールへ活躍の場を移した。

 在籍2年目の昨シーズンはアルネ・スロット監督の下で覚醒。アンカーの定位置を掴むと公式戦49試合に出場し、安定感あるプレーで5年ぶりのプレミアリーグ制覇に大きく貢献した。今シーズンはここまで公式戦5試合に出場し2ゴール2アシストをマークするなど、攻撃面での貢献度も高くなっている。

 報道によると、リヴァプールはフラーフェンベルフと新たな長期契約を締結する準備を整えているとのこと。現行契約は2028年6月末まで残されており、早急に引き留めを図る必要性はないものの、クラブは加入後の活躍を高く評価しており、スロット監督率いるチームでの重要性を反映するべく契約延長に向けて動いているようだ。なお、新契約締結に際して大幅な昇給が見込まれているという。

 今年に入り、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクとエジプト代表FWモハメド・サラーという攻守の大黒柱との契約を延長したリヴァプール。中盤を支えるフラーフェンベルフにも新契約を提示することとなりそうだ。
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