ヨーロッパリーグ(EL)第1節が24日に行われ、ツルヴェナ・ズヴェズダ(セルビア)とセルティック(スコットランド)が対戦した。

 チャンピオンズリーグ予選をPK戦の末に敗退し、ELへと臨むことになったセルティック。
不本意な形で今大会に参戦することになった同クラブだが、新シーズンの公式戦では未だ無敗と好調を維持している。2021-22シーズン以来となるELの初戦に、FW前田大然とMF旗手怜央は先発出場。同大会登録外のFW山田新とDF稲村隼翔はメンバーから外れている。

 試合は立て続けにツルヴェナ・ズヴェズダが決定機を作り出す。31分に左サイドでスローインを得ると、流れの中から送ったクロスにブルーノ・ドゥアルチが反応。だが、ワンタッチで合わせたシュート枠の右に外れる。36分にはドゥアルチが敵陣内でボールを奪い、自ら運んで左足を一振り。狙い澄ました一撃はゴールマウスを捉えたものの、GKカスパー・シュマイケルが指先で触れたボールはクロスバーに弾かれた。

 そのまま前半はスコアレスで終了。前田はハーフタイムで交代となり、シュート0本と消化不良でピッチを退いた。

 そんななか、前田に代わって投入されたケレチ・イヘアナチョが55分に結果を残す。右サイドでボールを受けたコルビー・ドナヴァンがベンジャミン・ニグレンに縦パスを供給。
加速しながらドリブルでペナルティエリア手前に侵入すると、ボックス内で待つイヘアナチョへと鋭いパスを差し込む。ワントラップから冷静にネットを揺らし、セルティックが先制した。

 リードを奪ったアウェイチームだったが、65分にコーナーキックの流れから最後はマルコ・アルナウトヴィッチに押し込まれて同点とされる。その後、旗手は68分に交代。互いに勝ち越しには至らず、試合は1-1で終了した。次節は来月2日に行われ、ツルヴェナ・ズヴェズダはアウェイでポルト(ポルトガル)と対戦。セルティックはホームでブラガ(ポルトガル)と対戦する。

【スコア】
ツルヴェナ・ズヴェズダ 1-1 セルティック

【得点者】
0-1 55分 ケレチ・イヘアナチョ(セルティック)
1-1 65分 マルコ・アルナウトヴィッチ(ツルヴェナ・ズヴェズダ)
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