コッパ・イタリア2回戦が現地時間24日に行われ、パルマ・カルチョはセリエB(イタリア2部リーグ)のスペツィアと対戦した。
すると、鈴木がこのPK戦で大仕事をやってのける。スペツィアの1人目エドアルド・ソレーリのシュートコースを完全に読み切り、自身の右方向に飛んで見事にセーブ。その後は互いに1人ずつが失敗し、PK戦を4-3で制したパルマ・カルチョが3回戦へと駒を進めた。
2失点を喫した鈴木だが、殊勲のPKストップによって現地メディアから一定の評価を受けている。試合後に選手採点を発表した『パルマ・ライブ』は鈴木にチーム内で2番目に高い10点満点中「6.5点」を付けて「ゴールに関しては非の打ち所がなく、PK戦では決定的な活躍を見せた。最初のキックを阻止し、チームに落ち着きを与えた」とパフォーマンスを総評。また、『パルマ・トゥデイ』も同じく10点満点中「6.5点」を付けて次のように綴っている。
「足元の精度に欠けていたが、効果的なセーブをいくつか見せた。失点に関しては為す術がなかった。
パルマ・カルチョ在籍2年目となる鈴木は、今シーズン開幕前に就任したカルロス・クエスタ監督の下でも正GKとして活躍。チームとしては未だ勝利がないが、セリエAではここまで4試合連続でフル出場を飾り、コッパ・イタリアの2試合でもゴールマウスを守っている。