ノッティンガム・フォレストを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、ベティス戦を振り返った。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 ヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第1節が24日に行われ、ノッティンガム・フォレストはベティスと対戦。15分にセドリック・バカンブに先制点を許すと、18分と23分のイゴール・ジェズスの得点で逆転に成功したものの、85分にアントニーに同点弾を決められ、2-2のドローに終わった。

 この結果、今月9日にノッティンガム・フォレストに就任したポステコグルー監督は、就任後公式戦4試合未勝利(2分け2敗)とまたしても初白星を逃すこととなった。

 それでも、自分が目指すスタイルが見え始めていると思うかと試合後に聞かれたポステコグルー監督は「その通りだと思う」と前進していることを強調しつつ、「今の課題は、選手たちが勝利を逃しても決して落ち込まないようにすることだ。勝利を得られていないからね」と語った。

「今夜、彼らが良いプレーの成果を得られなかったのは本当に残念だ。それが彼らのモチベーションを高め、状況が好転しているという実感をさらに強めるからね。ただ私たちの進歩という点は厳しいコンディションが続いている。湿度、ピッチなど環境そのものが本当に難しい状況を作り出していることに皆が気づいていない」

「私たちのプレーの中には素晴らしいものはあったと思うし、このグループの選手たちはやろうとしていることを本当によく理解してくれている。ただ試合を終わらせるための少しの決定力や鋭さなどが欠けているんだ」

 初勝利が待ち遠しい状況となっている一方、ポステコグルー監督は「私はそういうことには疎いかもしれないけど、そこに美しさを感じている。私のチームがこういったフットボールをするのを見るのが大好きなんだ」とチームの1点目のような形での得点には満足していることを強調した。

「ああいう構築された瞬間こそが、私たちのプレーを美しくしていると思うし、私はそれが大好きだった。
あのプレーだけではない。似たようなプレーが4、5回あって、本当に興奮した」

「ただ、私たちは結果がすべてだ。最終的に良いプレーを勝利に繋げる必要がある。でも、今のプレーを続ければ、必ず勝利できると思う。ワクワクするよ。今でもあのようにプレーするチームが好きだ。自分のチームにもあのようにプレーしてほしいし、ああいうゴールを決めてほしい。もし、それが相手側で決まっても、この瞬間でもがっかりはしない。ただもう少し運には味方してもらう必要があるけどね」
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