2026特別シーズン(2026年1月から同年6月に特別シーズンとして設定する期間)のJ1・J2クラブライセンスが発表された。

 今季クラブ史上初めてJ2リーグを戦うFC今治がJ1クラブライセンスを取得し、計49クラブがJ1ラインセンスを取得。
またJFLから昇格し、J3リーグで上位争いを繰り広げる栃木シティがJ2クラブライセンスを取得した。なお、同じくJFLから昇格した高知ユナイテッドSCは「選手の育成体制(アカデミーチーム)」が未充足のため、J2クラブライセンス不交付となった。

J1クラブライセンス
札幌・仙台・秋田・山形・いわき・鹿島・水戸・栃木・群馬・浦和・大宮・千葉・柏・FC東京・東京V・町田・川崎F・横浜FM・横浜FC・湘南・甲府・松本・新潟・富山・金沢・清水・磐田・藤枝・名古屋・岐阜・京都・G大阪・C大阪・神戸・岡山・広島・山口・讃岐・徳島・愛媛・今治・福岡・北九州・鳥栖・長崎・熊本・大分・鹿児島・琉球

J2クラブライセンス
八戸・福島・栃木C・相模原・長野・沼津・FC大阪・奈良・鳥取・宮崎

施設基準の例外規定について
J1クラブライセンス:いわき・水戸・金沢・藤枝・鹿児島・琉球の6クラブが施設基準の例外規定を適用
J2クラブライセンス:八戸・福島・栃木C・相模原・沼津・奈良・宮崎の7クラブが施設基準の例外規定を適用

以下の要件を満たしていれば、例外を認め上位のライセンスを取得可能となります。

【例外規定1】
(スタジアム)
スタジアムの(着工済み)改修工事を3年以内に完了し供用開始することを約束すること

【例外規定2】
(スタジアム)
スタジアムを5年以内に新設し供用開始することを約束すること
いわき・水戸・金沢・藤枝・鹿児島・琉球
八戸・福島・栃木C・相模原・沼津・奈良・宮崎

【例外規定3】
(トレーニング施設)
トレーニング施設を3年以内に整備し供用開始することを約束すること
いわき・藤枝

上記いずれの例外規定であっても、猶予期間を設定できない照明・諸室については、従前どおりシーズン開幕までに整備する必要があります。(猶予が可能な項目は、「入場可能数」および「大型映像装置」のみ)

いわき、相模原の2クラブは、過去に例外規定2を用いてJ2に昇格しており、2025年6月末が、新スタジアムの具体的な整備計画(場所、予算、整備主体を明記)の提出期限となっていました。

いわきについては、場所、予算、整備内容の備わった具体的な整備計画が提出されたと評価され、例外適用が継続されることとなりました。今後、2027年11月末までに工事完了し、供用開始が行われなければなりません。(ただし、例外規定1の併用が認められた場合は、2031/32シーズンの開幕前日まで期限が延長されます)

相模原については、現時点では、計画の実現可能性について十分な確度を持っているとは言えない状況である、と評価されました。しかし、現計画に関するステークホルダーへのヒアリング結果や、これまでの相模原市とのコミュニケーションの経緯等を総合的に考慮し、例外適用を継続し、「具体的な計画」の提出期限を1年延期することとなりました。
編集部おすすめ