2024年夏までアーセナル(イングランド)のアカデミーでプレーしたイングランド人FWビリー・ヴィガーが、試合中に重度の脳損傷を負ったことにより21歳の若さで逝去した。

 14歳でアーセナルのアカデミーに入団したヴィガーは、同クラブU-21まで昇格するなど将来を期待されたアタッカーの1人だった。
2024年7月にはアーセナルを退団して、イスミアンフットボールリーグ(イングランド7~8部リーグ相当)に所属するヘイスティングス・ユナイテッドに加入。今年8月には同カテゴリーのチチェスター・シティに完全移籍した。

 しかし、イギリスメディア『BBC』が現地時間25日に伝えたところによると、同20日に行われたウィンゲート・アンド・フィンチリーとのリーグ戦に出場したヴィガーは試合中にコンクリートの壁に衝突。重度の脳損傷を負い、同25日に亡くなったという。

 所属クラブのチチェスター・シティは、同26日にクラブ公式Xを更新。「ヴィガーの逝去を深い悲しみと共に認めなければなりません」という家族の声明文を掲載している。

 また、ヴィガーがアカデミー時代を過ごしたアーセナルも同日中にクラブ公式Xで「アーセナルに関わる全員が、元アカデミー選手であるビリー・ヴィガーが亡くなったという衝撃的なニュースに打ちのめされています。私たちの思いは、この瞬間、彼の家族や愛する人たちと共にあリます。安らかに眠れ、ビリー」と追悼のコメントを出している。
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