年収4000万円超えの弁護士、44歳でスタートさせた婚活の「残念すぎる結末」

―［結婚につながる恋のはじめ方］―

　皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。
　婚活で重要なのは条件…のように思う方もいますがどんなにカッコ良くても、年収が高くても、学歴があっても選ばれない人は選ばれません。

　今回は、好条件なのに選ばれない理由についてお伝えします。

急に結婚したくなった44歳弁護士の婚活

　私の元には仕事に邁進し、45歳前後で結婚を今こそしたいと相談に来る男性がとても多くいます。年収も高く素敵な方ばかりですが、いざ婚活となると仕事で培ったスキルはなかなかいかされないようです。

　リョウさん(仮名・44歳)は兵庫県で弁護士事務所を開業されている方。年収も4000万円近くあり、40歳越えてからも30代前半の美人さんと恋愛をしてきました。しかし、45歳を目前に、今までのようにモテなくなってきたことと、やはり恋愛だけでなく結婚をしたいと思い始め、婚活をスタートしました。

　年収の高さや見た目の素敵さもありお見合いはよく決まったのですが、リョウさん自身の口癖は「今までの彼女はこうだった……」「やはり見た目にこだわりたい」「年齢的に……」で、すぐにお断りすることが大半。

　そんな中、やっと自身のタイプの女性が現れ、「この人と一緒にいたい」とスイッチが入ったように一途になりました。

まさかの交際終了、その理由は…

　お相手は36歳女性でとても清楚な美人さんでした。デートではとにかく素敵な高級レストランへ行き、彼女をエスコート。会う度に褒めちぎり、彼女から見ても「私に相当惚れ込んでる」とわかるレベルで熱を上げていきました。

　一瞬、彼女からは「こんなに大切にしてくれる人はいないかもしれない」と思ってもらったものの、彼女はほかにも2人交際している男性がいたようです。

　すごく年上だけど経済的豊かさのあるリョウさんか、2歳年上の彼か、1歳年下の彼か……とても悩んでいた彼女が出した結論は「1歳年下の彼」でした。

　交際終了が来たときに、仲人さんに理由を聞くと「とても素敵な方で、経済的にも安定していてこんなに思ってくれる人はいないのかもと思ったらしいです。が、10個近く上の男性なのに精神的な余裕が感じられず、重たく感じるようになったようで……」と。

人は手に入りそうで入らない距離の人に恋をする

　リョウさんに聞いてみると、ほかにも交際相手がいることを心配するLINEをしたり、こんなに自分は思っているという気持ちを押し付けるラインをしたり、自分の不安を伝えるような連絡を何度かしていたようです。

　人は手に入りそうで入らない距離の人に恋しやすいと言われています。確かに一途なことは女性からしたら嬉しいこと。でも、それは好きだと確信した人からという条件付き。

「自分を選んでほしい！」「不安な気持ちこうしてほしい！」などの思いを一方的に伝えることは、まさしく相手の幸せよりも自分を優先していることになります。

　また、年齢的なことを考えても相手の女性からしたら10個近く年上の男性には余裕のある大きな器を求めてるわけです。若い男性に勝って選ばれるためには、経済的な豊かさや若々しさだけでは結婚相手としては選ばれません。

中年男性に婚活で求められる要素

　年齢とともに求められるものは変わります。人間力を上げていくこと。そのためには普段からおおらかで誰に対しても人格者であることが求められます。

　リョウさんは今でも婚活中。またひとつ歳年齢を重ねるのでその分、求められる器は上がりそうです。

　高年収や素敵なルックスは婚活において武器になることは間違いありません。ただし、年を重ねるとなおのこと、それだけうまくいくほど甘くはありません、ぜひ婚活中の方、これから婚活をスタートさせようと考えている方は心に留め置いていただければと思います。

―［結婚につながる恋のはじめ方］―

【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「1年以内に結婚する成婚必勝マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」（Twitterアカウント:@yamamotosaori_）