同グループはセカンドシングル以降、シングル選抜システムを採用。
この連載「あの日夢見た雲組」は、12月17日リリースの7枚目シングル「あれはフェアリー」で活動していた雲組メンバーが何を思うのか。現在進行中の全国ツアー2026春の公演の振り返りとともに、彼女たちの今に注目していく。
「人の長所を見つけられる」ハッピーガール
6月15日、僕青は結成3周年を迎えた。当日行われたYouTubeの生配信で、今井優希はメンバーへの想いが溢れた手紙を読み上げた。
彼女が笑顔を見せると、メンバーも自然と明るくなる。特技は、「人の長所を見つけられること」。グループのなかで、ハッピーガールの愛称で親しまれるのが、今井だ。
5月2日、全国ツアーの大阪公演がGORILLA HALL OSAKAで開催された。前回ツアーと同じ会場。去年より観客が大きく増えることがなかった。
「来てくださってるお客さん一人一人は、時間とか労力をかけてくださってることは変わりがない。だから、目の前の方をまず笑顔にしてから、悔しい気持ちをまたバネにして頑張ろうと」
「最初はファンクラブ配信の身内ネタぐらいの感覚で始めたコールが、こんなに大きくなって、全国ツアーの会場で『い・ま・い・ゆ・き!』と大勢のファンの方にコールしてもらえることが嬉しかったです」
自分自身が楽しんでるところを見てもらいたい
その1週間後、5月9日。全国ツアーのセミファイナル公演が、地元・愛知で開催された。「愛知公演は毎回お客さんの盛り上がりがすごいんです。皆さんの声援が全公演で一番だったんじゃないかなと感じるぐらい、一体感を感じた公演でした」
また、今回のツアーでは各会場で、横断幕にファンが僕青に向けてのメッセージを寄せ書きした。彼女はステージ袖で待機中に、その横断幕に込められた言葉に目を通していた。
なので終演後、疲れ切ってステージを降りて、全員が英恋に向かって『事前に言っといて!』みたいな(笑)。それも含めて、セミファイナルらしい特別な公演になりました」
「ステージに立ったら、自分自身が楽しんでるところを皆さんに見てもらいたい。いい意味での余裕も出てきて。握手会でファンの方にも、『バレエを生かしたしなやかなダンスが、ゆきっちらしいね』と褒めてもらえるようになりました」
泣き顔を見せないのは「心配かけたくない」から
聞き上手な彼女の周りにメンバーが集まって、いつしか相談役になることも多い。
その一方で、自分の悩みは人にあまり話さないそうだ。
「自分の中で答えが決まってから相談したいタイプなんです。悩んでる時に誰かに相談しても、言われたくないようなアドバイスが入ってくると、自分が揺らぐ気がして。悩んでも1人で解決するタイプかなと思っています。だから、カメラの前では一度も泣いたことはないんじゃないかな。
「普段の喋り方も明るいので、自分の感情を出してしまうと勘違いされやすいって思うようになったから、そのときには言わなくなったのかもしれないです。冷静になって書いた文章のほうが私の意図や気持ちがちゃんと伝わると思っているので」
根はネガティブでマイナスに考えてしまう性格だが、僕青に加入してからメンバーに「そこまで考えてるなんて繊細だね」と指摘されるまで自覚はなかったという。
「学業との両立」にはメンバーのサポートも
子供の頃は好奇心旺盛だった。アイドルに初めて触れたのは、AKB48が好きな親戚に誘われて行ったナゴヤドームで開催された握手会。渡辺麻友の輝きに目を奪われた。でも、自分がアイドルになれるとは思っていなかった。その後、高校で将来の進路を考えるうちに、ある疑問が浮かんできた。「同じクラスメイトや先生としか関わっていなくて、そういう限られた環境の中にいて、将来の夢やなりたい職業、こういう大人になりたいというものが本当に見えてくるのかなって」。友達のように付き合う4歳上の姉がその話を聞いて、妹に内緒でアイドルオーディションに応募していた。
高校卒業後は、社会福祉を学ぶために留学することも考えていた。現在は、僕青のなかで唯一、大学の国際学部で学びながらアイドル活動を続けている。
「両親との約束で、大学を卒業することが僕青加入の条件でした。学んだことをステージ以外の仕事で発揮できる場所があるかもしれないですし、社会福祉を学ぶために海外留学する夢もいつか実現したいと思っているので」
しかし、学業との両立は簡単ではない。テスト期間とレッスンが重なり、レッスンに参加できずにメンバーに申し訳ない気持ちを抱えるときもある。
「僕青の今井優希」としての役割
結成当初から支えているスタッフから、今井優希の課題について聞いたことがある。「今井は青空組にいても雲組にいても頭が良いから平均点は出せる。でも、そこからなかなか突き抜けられていない」。そのことを本人に伝えると、黙って、数回うなずいて答えた。
家族や友達に対しては、こういうことをしたいっていう主張はするタイプなんですよ。でも僕青は人数も多いし、僕青の今井優希としているときの役割はそこじゃないなって勝手に思っているので。だから、そういう動きになっているのかもしれない」
個性よりもグループにおいて自分に求められている役割をまっとうする。末っ子気質で、先頭に立つより人についていくのが好き。「突き抜けられない」のではなく、「突き抜けないことを選んでいる」ほうが正しいのかもしれない。
「東京はキラキラした街なので、そういう地元に根付いた雰囲気の商店街を歩いていると安心するんです。いつも学校と仕事の合間に時間がちょっとあるので、その時間に銭湯行ったりとか、一人ご飯行ったりとか、すきまの時間に行ってるんですよ。
未来でも「輝かしい年齢」を更新し続けたい
8枚目シングルが全員歌唱と発表されたとき、珍しく複雑な気持ちをブログに明かした。選抜システムへの想い、葛藤、アイドルでいる自分を見つめ直すきっかけにもなった。「私がアイドルでいる意味は、周りの人を幸せにしたいという気持ち。楽しいだけじゃ続かない職業でもあるので、真面目に頑張っている姿を見て、『優希ちゃんが頑張っているなら自分も頑張ろう』と思ってもらえるような存在でいたい」
「過去は後悔なく生きてきたので。20歳とかって振り返ってみると人生のなかで輝かしい年齢だっていわれるじゃないですか。それをどんどん更新し続けたいなって思うんですよ。だから、未来を見たい」
6月20日には結成3周年記念 僕が観たかった『青空野外』ライブ2026、その先には4年目の僕青へと続いていく。
過去を振り返らず、小さなことに感謝し、目の前の幸せを全力で追いかける。
それが、ハッピーガールと呼ばれる今井優希の「突き抜け方」なのかもしれない。
工藤唯愛(くどう ゆあ) 撮影/今井優希
西森 杏弥(にしもり あや)と青木宙帆(あおき ゆうほ) 撮影/今井優希
【今井 優希(いまい ゆき)】
2005年、愛知県生まれ。ニックネームはゆきっち。2023年6月15日に結成したアイドルグループ「僕が見たかった青空」(通称「僕青」)のメンバー。結成3周年を迎えるタイミングで、6月3日に8thシングル「FUNKY SUMMER」をリリース。6月20日には河口湖ステラシアターにて「結成3周年記念 僕が観たかった『青空野外』ライブ2026」、さらにデビュー3周年となる8月30日には「アオゾラサマーフェスティバル2026」の開催を控える。最新情報は公式HPをチェック。今井の公式instagram:@imai.yuki_bokuao
<取材・文/吉岡 俊 撮影/星 亘>
![LDK (エル・ディー・ケー) 2024年10月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/61-wQA+eveL._SL500_.jpg)
![Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2024年 10月号[日本のBESTデザインホテル100]](https://m.media-amazon.com/images/I/31FtYkIUPEL._SL500_.jpg)
![LDK (エル・ディー・ケー) 2024年9月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/51W6QgeZ2hL._SL500_.jpg)




![シービージャパン(CB JAPAN) ステンレスマグ [真空断熱 2層構造 460ml] + インナーカップ [食洗機対応 380ml] セット モカ ゴーマグカップセットM コンビニ コーヒーカップ CAFE GOMUG](https://m.media-amazon.com/images/I/31sVcj+-HCL._SL500_.jpg)



