夜公演の冒頭では、熊本県出身でグループ最年少17歳の鈴野みおが、28日に発生した令和8年熊本地震に触れて、「私の地元である熊本県を中心とした大きな地震が昨日発生しました。今もなお不安な気持ちを抱えている方がたくさんいらっしゃると思います。少しでも穏やかな日常が戻ってくることを心から願っています。私たちが大きな力を与えることはできないかもしれませんが、パフォーマンスを通して、少しでも多くの方に笑顔や元気を届け、少しでも前を向くきっかけになれたら。これからもパフォーマンスを続けていきたいと思います」と挨拶すると、会場からは大きな拍手に包まれた。
ステージは、2025年1月のデビュー曲「I L U」から、8月12日リリース予定の最新デジタルシングル「好きなんて嘘に決まってる」まで全20曲を披露。夏のアイドルソングをカバーするブロックでは、乃木坂46「ガールズルール」、AKB48「ポニーテールとシュシュ」、=LOVE「内緒バナシ」といった楽曲をパフォーマンス。メンバーたちの涼やかで愛らしい浴衣姿に、会場から歓声が上がった。
そのなかで、7月4日にZepp DiverCity東京で開催されたフリーライブで、目標にしていた観客動員2500人を見事に達成。その記念に制作されたのがこの楽曲だった。綾瀬は「もう一度、全員で歌えるという希望をくれて、私たちを信じてついてきてくれて、本当にありがとうございます。今回は表題曲ではなかったけど、いつか表題曲で全員選抜で歌えるように頑張ります!」と曲フリ。デビューから困難を乗り越えて、ステージに立つ16人が心を一つにして歌う彼女たちに、ファンの拍手と声援で応えていた。
これまでの苦難も涙もすべてを糧にして、Rain Treeは新たなステージへと歩を進める。
取材・文/吉岡 俊 撮影/箕野就介
―[Rain Tree]―
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