AKB48が9月26日昼、神奈川・Kアリーナ横浜で「AKB48 THREE CONCEPTS LIVE in K-Arena Yokohama」の新曲「好きish」コンサートを開催した。同ライブは26日・27日の2日間3公演。
今年8月にリリースされ、
SNSを中心に話題を集める68thシングル「好きish」にちなみ、ファンの声から生まれた3つの“好きish”なコンセプトで開催される意欲的な試みだ。
新曲「好きish」コンサートは、“星月花(せいげっか)”の愛称で親しまれる佐藤綺星、八木愛月、伊藤百花の3名による「LOVE修行」でスタート。続いて小栗有以、倉野尾成美、山内瑞葵による「純愛のクレッシェンド」など、選抜メンバー16名によるユニット曲4曲が披露され、会場の熱気は一気に高まった。
AKB48のバンドユニット・スクールバッグ計画は、オリジナル曲「クッキーキス」を迫力ある生演奏で披露。メインボーカルの伊藤を筆頭に、コーラスの成田香姫奈・久保姫菜乃、ギターの奥本カイリ&福岡聖菜、ベースの大賀彩姫、ドラムスの近藤沙樹、キーボードの新井彩永が繰り広げる本格的なバンドサウンドに、客席は大盛り上がりとなった。
その後も「酸っぱすぎるレモネード」「渦の巻き方」「君のDoodle」とカップリング曲が立て続けに披露され、「君のDoodle」では今作で初めて作詞を担当した卒業メンバー・向井地美音からのメッセージがスクリーンに流れるひと幕も。オープニングから14曲をノンストップで畳みかけ、伊藤がセンターを務める表題曲「好きish」に到達すると、熱狂はピークに達した。
中盤では、AKB48の22期研究生となった4名が初お披露目。各メンバーの紹介映像がスクリーンに映るたびに歓声が上がったが、2021年に活動を終了していた元チーム8福島県代表の長谷川百々花が映し出されると、会場は驚きに包まれた。その後、初パフォーマンスとして「ポニーテールとシュシュ」を披露し、初々しい笑顔で会場を沸かせた。
続くMCでは倉野尾、八木が見守る中、4人がキャッチフレーズとともに元気いっぱいに自己紹介。以前Team8のメンバーとして活動していた長谷川は、「20周年コンサートに出演したことがきっかけでオーディションを受ける勇気が持てました。
もう一度AKB48として頑張ります!」と熱い思いを伝えた。また、AKB48グループ最年少メンバーとなる13歳の山内は、「2012年生まれ、中学2年生です!」と笑顔で挨拶。八木が憧れだという大西は、「普段はふわふわしているけど、センターを務められていて、ダンスもバチバチでカッコいいところに憧れていて尊敬しています!」と目を輝かせた。絶対音感に自信があるという前田は「4歳からピアノとアルトサックスとソプラノサックスをやっています!」と得意な楽器をアピールした。
ライブ後半は「RIVER」「君のことが好きだから」「BINGO!」などライブチューンを連発。本編ラストでは、21年目の最初のシングル「名残り桜」を笑顔で歌い上げた。アンコールでは「そばかすのキス」「久しぶりのリップグロス」で客席を練り歩いて、ラストに披露したのは「大声ダイヤモンド」。曲中の「好きって言葉は最高さ」という歌詞に思いを乗せて会場のすみずみまで届け、全32曲のライブを締めくくった。
終演後に22期研究生による囲み取材が行われた。長谷川は約5年ぶりとなる復帰後のステージを「今でも夢見心地のようで、すごく幸せな気分です」と振り返った。Team8卒業後は他のアイドルグループやオーディションへの挑戦を周囲に相談したことを明かしたが、「やっぱりAKB48になりたい。自分がツラいときにAKB48の映像を見たり、曲を聴いたりして、それが自分をすごく前向きにしてくれました。
だから、私も誰かの背中を押せる存在になりたいと思っていました」と決意を語った。
山内は「舞台裏ですごく緊張して泣いちゃったんですけど。それでもステージに立ったら22期研究生みんなで頑張ってきたことを発揮できるように一生懸命頑張りました」とコメント。得意のダンスを生かして、「最年少のうちにセンターを取りたいです!」と大きな夢を明かした。
大西は「3歳からずっとAKB48でアイドルになることが夢でした。今は信じられない気持ちでいっぱいです。これからも最大限努力して、センターに立っても恥じないように一生懸命頑張りたいです!」と語った。前田は、憧れの先輩に前田敦子を挙げて、「“AKB48の前田”という名前に恥じないようなメンバーを目指したいです」と意気込む。ただ、まだセンターへの気持ちは薄いようで、「私は先頭に立って引っ張っていくのが得意なタイプではないので……(苦笑)。センターではなく、横で一緒に頑張っていけるようになりたいです」と話していた。
22期研究生がグループにどんな変化をもたらすのか。新生AKB48に期待したい。
取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧
―[AKB48]―