2026年10月11日、三重県津市で開催された恒例の津まつりで、俳優・佳久創が一日船長を務めた。佳久はパレードに登場し、この秋祭りを大いに盛り上げた。


 現在放送中の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)では、津ゆかりの猛将・藤堂高虎役を演じている。豪快な怪力キャラと大きな身体が実に見ごたえある。

 俳優になる前はラグビー選手であり、双子の兄と父もスポーツ選手だった。そんな佳久創について、“イケメン研究家”加賀谷健が解説する。

アツい秋祭りを盛り上げる屈強な存在感

 祭りというと、やはり真っ先にイメージするのは、夏祭りだろうか? 日本全国あらゆる神社に出店が並び、浴衣や金魚すくい、風鈴などなど、蒸し暑い中にもどこか涼やかな風情が流れる。

 一方、そろそろ涼しい季節に入ろうかという秋口の祭りは、むしろ夏以上の熱気につつまれる。祭男たちの熱気みなぎる千葉のはだか祭りや兵庫の灘のけんか祭りなど、アツい秋祭りはたくさんある。

 2026年は10月9日から10月11日まで開催された、三重の津まつりもそんな秋祭りの一つ。和船山車と呼ばれる木造船型地の大パレードが大きな見どころで、しかも今年は屈強な存在感を誇る、ある男がアツい秋祭りを盛り上げた。佳久創だ。

佳久創が「一日船長」を務めた理由

 10月11日、大パレードの目玉「安濃津丸」に乗った佳久が、堂々たる佇まいで登場した。391年もの歴史があるこの祭で、彼は「一日船長」を務めたのだが、その理由は、今年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』で藤堂高虎役を演じていることにある。

 仲野太賀演じる豊臣秀長の重臣である藤堂高虎は、織田信長の後継者争いの中で豊臣秀吉が柴田勝家と戦った賤ケ岳の戦いや、秀吉による朝鮮出兵でも活躍した。泰平の世を築いた徳川幕府時代には、津藩の初代藩主になった。


 そして津まつりというのは、高虎の嫡男で二代目藩主である高次の時代に始まった歴史がある。そうした歴史上の関連から、佳久がパレードに登場したというわけだ。では、『豊臣兄弟!』に出演中の佳久が演じる、高虎役がどんな佇まいかというと……。

ラグビーで培った身体が支える怪力キャラ

 これは一言でいって、ひたすら豪快であり、怪力キャラの魅力あふれる演技だ。初登場は第15回。元々は浅井長政の家臣だった高虎だが、初陣を飾った姉川の合戦場面で、敵3人を相手に槍をびゅんびゅん振り回した。

 その勇猛果敢な武者姿は、引きの画で見てこそ迫力がある。何せ佳久の身体は大きい。彼の全身を捉えるには、画面いっぱい使わなければならない。巨漢の相撲戦士・犬田小文吾役を演じた映画『八剣伝』(2024年)では、しこをふんだ身体そのものがぎらぎらと威風を放っていた。

 2022年放送の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での、鋼の武蔵坊弁慶役を思い出してもいい。

 こうした怪力キャラの遍歴は、中学生の頃に始めたラグビー経験で培った身体が支えているところもあるだろう。
明治大学在学中には、7人制ラグビー日本選抜選手になった。

 そして父は元中日ドラゴンズの投手・郭源治であり、『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系、2025年)で共演した双子の兄・佳久耀は社会人野球選手だった。

 そうしたバックグラウンドも含め、佳久創は、画面上にはおさまりきらないダイナミックな魅力漲る、アツい俳優だ。

<文/加賀谷健>

【加賀谷健】
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役
“イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。
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