推しが選んだ“1席”が、ステージを作る。AKB48は9月27日、神奈川・Kアリーナ横浜で「AKB48 THREE CONCEPTS LIVE in K-Arena Yokohama」最終公演・推しが『好きish』コンサートを開催した。
メンバーの“推し席”への応募数がそのままランキングとなり、その順位がステージの中身を左右するという、AKB48の選抜総選挙を彷彿とさせる企画に会場は熱狂した。
「あなたのアイドル、佐藤綺星」。AKB48“推し席”企画で見...の画像はこちら >>
千秋楽の幕開けは、1曲目の「好きish」のイントロとともにメンバーが自分の“推し席”に飛び出していく演出から始まった。「オネストマン」「AKBフェスティバル」でも客席の間を縫うように歌い、詰めかけたファンを笑顔にしていった。MCで伊藤百花は「推し席から登場したんですけど、うれしすぎて泣いてしまって歌えませんでした」と明かし、ファンに感謝を伝えた。推し席のエリアは事前にメンバーがくじ引きで決めたものだが、推しをステージから1番遠い場所にしてしまった武藤小麟が地声で「ごめんなさいー!」と叫ぶと、「いいよー!」というファンの声が返るという温かい応酬に会場も和んだ。

「推し席ランキング発表」では、上位16人の順位が映像で明かされていく。名前がコールされるたびに推しエリアから歓声が湧いたが、中間発表で2位だった伊藤百花が3位、1位の小栗有以は2位にとどまると客席も驚きでざわめいた。そして、頂点に立ったのは17期生の佐藤綺星。中間発表4位からの大逆転劇に、会場は大歓声に揺れ、その後、「フライングゲット」でセンターを掴んだ佐藤の笑顔も輝いた。

ライブ中盤では、上位5人のソロ歌唱のステージが用意され、5位の山内瑞葵は「赤いピンヒールとプロフェッサー」、4位の倉野尾は「草原の奇跡」を歌い、「皆さんと過ごす奇跡のような日々に心から感謝しています」と感謝を述べた。3位の伊藤は、“ももかコール”の大合唱に迎えられ、「呼び捨てファンタジー」で声を弾ませる。2位の小栗は「愛の存在」を伸びやかな歌声で歌い切り、間奏には「これからも愛を持って、AKB48の人生をまっとうしたいと思います。
ついてきてください!」と、グループ愛を打ち明けた。

「あなたのアイドル、佐藤綺星」。AKB48“推し席”企画で見えたファンとの絆と次の一歩
そして1位の佐藤は、「皆さんからの愛、たくさん届きました。あなたのアイドル、佐藤綺星のステージをお返しします!」と喜びを語ると、「ファースト・ラビット」を披露。歌唱中にはステージがせり上がり、佐藤の推し席エリアと目線の高さが重なる瞬間、「みんな大好きだよー!」と叫びながら大きく手を振った。

「あなたのアイドル、佐藤綺星」。AKB48“推し席”企画で見えたファンとの絆と次の一歩
アンコールでは再び客席へ。推し席エリアを巡りながら「抱きしめちゃいけない」「あなたがいてくれたから」「永遠より続くように」など4曲を披露した。

「あなたのアイドル、佐藤綺星」。AKB48“推し席”企画で見えたファンとの絆と次の一歩
倉野尾はコンセプトの違う3つの公演を振り返り、「実は『好きish』以外は全く違う曲で、3公演合わせて計111曲のAKB48の楽曲をやらせていただきました。こうして歌いつないできたこの楽曲たちもAKB48の大きな強み。ここからまだまだギアを上げて、AKB48は成長していきたいなと思っています!」と前向きに語った。また、来年2月20日に国立代々木競技場第一体育館でのコンサートの開催を発表。迎えたフィナーレの「好きish」では、あふれんばかりの大きなコールが場内を駆けめぐった。

「あなたのアイドル、佐藤綺星」。AKB48“推し席”企画で見えたファンとの絆と次の一歩
AKB48は来年2月に通算69枚目となるシングルをリリースする。
センターは『名残り桜』『好きish』に続く3作連続となる伊藤百花が務め、2011年の前田敦子以来約16年ぶりとなる“3作連続単独センター”になった。

メンバーだけでなく、3公演で見せたファンとの絆が、AKB48の次の一歩を支えていく。

「あなたのアイドル、佐藤綺星」。AKB48“推し席”企画で見えたファンとの絆と次の一歩


「あなたのアイドル、佐藤綺星」。AKB48“推し席”企画で見えたファンとの絆と次の一歩


「あなたのアイドル、佐藤綺星」。AKB48“推し席”企画で見えたファンとの絆と次の一歩


「あなたのアイドル、佐藤綺星」。AKB48“推し席”企画で見えたファンとの絆と次の一歩


「あなたのアイドル、佐藤綺星」。AKB48“推し席”企画で見えたファンとの絆と次の一歩
取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧

―[AKB48]―
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