フジ・メディア・ホールディングスの公式サイトが30日に更新され、フジテレビの再生・改革に向けた具体的強化策や進捗状況を報告し、代表取締役社長の金光修氏が6月に開催予定の定時株主総会で退任することを発表した。

 文書では「代表取締役社長の金光修氏が同年6月開催予定の定時株主総会後に取締役会長に就任する予定であると開示しておりましたが、本日開催の取締役会において、代表取締役社長の金光修氏が6月開催予定の定時株主総会終結時をもって代表取締役社長に加え、取締役も退任することとなりました」と報告した。

 また、同社の社外取締役の島谷能成氏、齋藤清人氏、茂木友三郎氏も同日に退任する予定だと発表された。

◆一連の問題経緯

▽2023年6月 中居氏と女性とのトラブルが発生、フジテレビが把握

▽8月 港浩一社長(当時)がトラブルを把握

▽2024年12月19日 女性セブンが中居氏のトラブルを報道

▽25日 週刊文春が中居氏の女性との性的トラブルを報道。食事会の設定にフジテレビ社員の関与を指摘

▽27日 フジテレビが「会の設定を含め一切関与しておりません」と文春報道を否定するコメントを発表

▽2025年1月8日 フジテレビが中居氏が出演する「だれかtoなかい」の放送を当面休止すると発表

▽9日 中居氏が公式サイトで「トラブルがあったことは事実」と認め、謝罪する文書を発表

▽14日 米投資ファンドがフジ・メディア・ホールディングス(MHD)に第三者委員会による調査を求めたことを明らかに

▽17日 港社長が記者会見

▽18日 トヨタ自動車などがCM差し替えを表明

▽23日 中居氏が引退を発表。フジMHDは第三者委員会の設置を決定

▽27日 フジテレビが2度目の会見で港社長と嘉納修治会長の引責辞任を発表

▽28日 週刊文春が、フジ社員のトラブル関与について記事内容を一部訂正し謝罪

▽3月27日 フジが日枝久取締役相談役の退任を発表。フジサンケイグループ代表の辞任も明らかに

▽31日 第三者委が会見 中居氏とフジ女性アナとのトラブルは「性暴力」と認定

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