宝塚雪組、新トップスター・朝美絢「お客様と雪組の皆の温かい眼差しを羽の暖かさと共に感じる」３日から東京公演
通し稽古を熱演した朝美絢（左）夢白あや 画像（1枚）

　宝塚歌劇団雪組「ＲＯＢＩＮ　ＴＨＥ　ＨＥＲＯ」（作・演出、齋藤吉正）、「オーヴァチュア！」（同、三木章雄）の東京公演が３日、東京・千代田区の東京宝塚劇場で開幕する。２日、同所で通し稽古を行った。

　２０２４年１０月にトップスターになった朝美絢のお披露目公演。兵庫・宝塚大劇場での初日は「こなすことに必死だった」というが、フィナーレで背負う大きな羽根にも徐々に慣れてきた様子。「お客様と雪組のみんなの温かいまなざしを羽根の暖かさと共に感じる」と充実感を漂わせ「東京も１回１回かみしめながらやりたい」と意気込んだ。

　見所には「オーヴァチュア！」中に客席に降りてパフォーマンスする「シング・シング・シング」をあげた。「皆さんの所に行くのが楽しくて。有名な曲で皆さんと一緒に一体感を感じられるところが好き」と笑顔。本公演に先んじて行われた大劇場での公演では「振り付けが難しいけど一緒に踊ってくださったり、最後の掛け声をいれてくださったり」と盛り上がったそうといい「東京の皆さんの反応も楽しみ」と声を弾ませた。

　新生雪組の魅力には「勢い」。「お芝居も個性豊かにお送りしていますし、ショーも各場面色々な色の濃い場面が続く中で皆の個性が輝いていると思う」と話した。娘役の夢白あやは「朝美さんが特にエネルギッシュで、勢いのある方なので、周りが引っ張ってもらっているし、ついて行かなきゃという勢いが勝って。勢いが増しました」と朝美の存在が大きいと説明。朝美は「たまに追い越されます」と苦笑いを浮かべていた。

編集部おすすめ