歌舞伎俳優の尾上菊之助改め8代目尾上菊五郎、尾上丑之助改め6代目尾上菊之助の襲名披露公演「團菊祭五月大歌舞伎」(27日千秋楽)が2日、東京・歌舞伎座で初日を迎えた。

 口上で8代目菊五郎は「歴代の菊五郎が大切にしてきた伝統と革新にのっとり精進して参りたいと思います」と決意表明。

團十郎は「同い年の同級生。生まれた時からずっと一緒でございます」と親しい関係性に触れ、「“新團菊”として頑張っていきたいと思います」と結束を誓った。さらに團十郎の長男・市川新之助と菊之助は学年こそ違うが、同じ2013年生まれ。團十郎は「9代目菊五郎、14代目團十郎まで見守ってください」と将来を見据えて呼びかけた。

 演目は「勧進帳」「京鹿子娘道成寺」「弁天娘女男白浪」などを上演。口上には8代目の父・7代目菊五郎、坂東楽善、中村梅玉、坂東玉三郎、尾上松緑も出演した。

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