歌舞伎俳優の尾上菊之助改め8代目尾上菊五郎、尾上丑之助改め6代目尾上菊之助の襲名披露公演「團菊祭五月大歌舞伎」(27日千秋楽)が2日、東京・歌舞伎座で初日を迎えた。

 夜の部「弁天娘女男白浪 稲瀬川勢揃いの場」では歌舞伎の将来を担う菊之助ら5人が出演した。

菊之助が弁天小僧菊之助、市川新之助が日本駄右衛門、尾上眞秀が南郷力丸、中村梅枝が赤星十三郎、坂東亀三郎が忠信利平を演じた。平均年齢11歳の白浪五人男は傘を手に花道に登場。次々と名乗りを上げ、捕り手に立ち向かった。

 菊之助は昼の部「京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)」では、父・8代目菊五郎、坂東玉三郎と共演。口上では「菊五郎の家にとりまして、大切な名跡、菊之助を6代目として襲名する運びとなりました。大きな名跡を襲名させていただき、立派な歌舞伎俳優になれますよう精進いたします」と決意を述べた。

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