歌手の氷川きよしが10日放送の日本テレビ系「with MUSIC 2時間SP」に出演し、6年前の「大解放」の瞬間を振り返る一幕があった。

 今回、昨年8月に1年8か月ぶりに活動を再開。

大みそかのNHK紅白歌合戦で復帰後初のテレビ出演を果たした氷川にとっては復帰後初の民放の音楽番組出演となった。

 2000年のデビューから紅白歌合戦23年連続出場を果たすなど長年、演歌歌手として歩んできたが、19年に「ありのままの自分らしさ」を追求。「大解放」としてイメージチェンジを図った人気アニメ「ドラゴンボール超」の主題歌「限界突破×サバイバー」が大ヒットした氷川。有働由美子アナウンサーらのスタジオインタビューに「40(歳)くらいになったら、自分が描いた格好をしたいと自分の中で20代から決めてたから…」と話し出した。

 17年にリリースも話題になったのは19年。現在、再生回数1500万回を突破している「限界突破―」について「2年間、ちょっと悩んでました。日の目を浴びない。自分が歌って悪かったなと思っていて、何とか話題になって欲しいなと思って必死になっていたんですよ、自分の中で」と回顧。

 「みんなの反対を押し切って『こういう格好がしたい』とやって…」と妖艶なメーク、ド派手な衣装に変貌したことを振り返ると「そしたら、なんか本性を表したみたいになっちゃって。楽曲のイメージがあるから、前の…。そのイメージと前とかけ離れ過ぎてて大丈夫かなとも思ったんですけど、段々、浸透するにつれて、ご年配の方も一緒にノってくださったり、こっちもニュアンスを変えて、ヘイヘイ、ヘイ!とか楽しく明るくやると、みんな一緒に入ってきてくれて。本当、『限界突破―』があったから本当、人生変わったというか、作品によってプライベートも生きちゃうというか。

引っ張られちゃう」と、しみじみ話していた。

編集部おすすめ