歌手の氷川きよしが10日放送の日本テレビ系「with MUSIC 2時間SP」に出演し、6年前の自身を“大解放”した瞬間について明かす一幕があった。
昨年8月に1年8か月ぶりに活動を再開。
2019年に「ありのままの自分らしさ」を追求。「大解放」としてイメージチェンジを図った人気アニメ「ドラゴンボール超」の主題歌「限界突破×サバイバー」が大ヒットした氷川。
00年のデビューシングル「箱根八里の半次郎」から「大井追っかけ音次郎」「きよしのズンドコ節」と演歌路線で様々な主人公を演じてきたことについて「半次郎になったり、音次郎になったり、ズンドコの青年になったり、白雲の城の主人公みたいになったり。作家の先生方が一生懸命に作ってくれた作品だから、ヒットさせたいと思って、その主人公に近づけようとして髪形とか変えたりしていたので、振り返ったら自分って誰だっけ?みたいな時もありましたよね」と回顧。
19年の“大解放”について有働由美子アナウンサーに「これでステージに立った時の感覚って、どうだった?」と聞かれると「爽快感がありました。気持ちがいいって。ちょっと、ツンとしているんで、そういうところも自分の中にあるものを音楽で表現できているかなって」と、「ツン」とするジェスチャー入りで答えた氷川。
有働アナに「お客さんにも全身全霊で尽くしちゃうから疲れないのかしら?って思ってはいました。みんなが期待する氷川きよしでいたわけじゃないですか?」と聞かれると、「泣いちゃう…」と目には涙があふれた。
有働アナにさらに「(19年に)それを周りが反対だと言っても、そっちに行く。何でそこまでして、そっちに行かなきゃいけなかったのか」と聞かれると「ファンの方にはびっくりさせたりとか申し訳ないなって気持ちもあったんですけど、もっと自分でいたいなって」と声を震わせながら返答。