「KIINA.」こと歌手の氷川きよしが休養に至った苦悩を明かした。

 氷川は11日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ」(日曜・午後10時)に出演。

司会の井桁弘恵に「休養するときはご自身で決められたのですか?」と質問された。

 氷川は「自分で決めました。相談はあまりしなかった」という。そして「もう戻ってこられないかもって。もう戻ってこなくていいよって言われる気がした」と不安も抱えていたことも吐露した。

 「休養なのだけど、もしかしたら引退という感覚もよぎったのですか?」と井桁はさらに質問。氷川は「ちょっとよぎっていましたけど。でもしぶとく戻ってこなきゃって」と当時の心境を語った。

 また22歳でデビューしてから3日に1度はコンサートしていた時期があったことなど走り続けてきたことを回想した。それだけに休養は「ものすごく勇気がいった。怖かった。どうやったらイチ人間として内面を見てもらえるのかと。

誰かと違うと自分はダメなんだと思っていた時があったから」と苦悩したことを告白。しかし「ありのままでみんな生きてもらいたいと思います。自分みたいな苦しい思いをさせたくないなと思う」と願いを語った。

 「そういうことを伝えていけるアドベンチャーでいたい」と続けると、井桁に「アドバイザー?」と言われスタジオは笑いに。井桁は「なんかアドベンチャーも合っている気がします」とフォロー。氷川は「人生はアドベンチャー」とおちゃめに返していた。

 氷川は2022年のNHK紅白歌合戦でのパフォーマンスを最後に歌手活動を休止、24年夏の25周年コンサートで1年8か月ぶりに活動を再開した。

編集部おすすめ