落語家の笑福亭喬若が12日、大阪・DAIHATSU心斎橋角座で、「喬若改メ 三代目笑福亭三喬襲名披露公演」制作発表会見に出席した。

 来年2月1日に、国立文楽劇場で開催される「喬若改メ 三代目笑福亭三喬襲名披露公演」をもって襲名する喬若は、1998年4月に、七代目笑福亭松喬(当時・三喬)に入門。

喬若は「師匠のこの大きな名前を、師匠がご存命中に継げるというのは、私も本当にうれしい限り。ですが、プレッシャーでしかございません」と緊張気味にあいさつした。襲名の話は9年前に、松喬が襲名した時から「三喬は喬若に」と告げられていたが、コロナ禍もありこのタイミングでの襲名にいたったという。

 同席した松喬は喬若について「あまり前へ前へっていう男じゃない。我々師匠の門を叩いて人生が決まる世界なので、三喬を継ぎ、ゆくゆくは松喬を継いでほしい」と期待した。自らを「上方落語会の松坂大輔」と称する喬若は「やっぱりストレートの落語で勝負できるようになりたい。師匠もストレートビシビシ投げるタイプなんで、それを目指したい」と抱負を語った。

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