“国立後遺症”の歴史に終止符を打つべく、J1首位の鹿島は14日、茨城・鹿嶋市内で、7連勝を目指す清水戦(17日・カシマ)に向けた調整を行った。

 東京・国立競技場で行われた前節の川崎戦(2〇1)では、コロナ禍後のJ最多となる5万9574人が集まったビッグマッチを制した。

しかし、国立で主催試合を行った過去2シーズン、鹿島は“国立後”に大失速。23年季は国立で勝利した後、7試合で1勝のみ。昨季も国立でリーグ戦4連勝を飾りながら、その後4戦未勝利でV争いから後退した。

 鬼木達監督(51)は「国立の大観衆も非常に素晴らしかったが、カシマスタジアムの圧力、後押しも素晴らしいもの」とキッパリ。選手の“燃え尽き”を断じて許さない姿勢を示し「下手なプレー、気持ちの入っていないゲームは絶対にできない。そこは選手にも伝える」と力強く言い切った。(岡島 智哉)

編集部おすすめ