◆バレーボール▽アジアチャンピオンズリーグ・グループB サントリー 3(27―25、25―20、25―9)0 ムハッラク・クラブ(15日・島津アリーナ京都)

 決勝トーナメント第1日が行われ、サントリーが、ムハッラク・クラブ(バーレーン)に3―0で勝利した。次戦は17日、初代SVリーグMVPのニミル・アブデルアジズを擁するアル・ラーヤン(カタール)と準決勝を戦う。

 第1セット(S)こそ終盤までもつれたが、26―25から最後は高橋藍の強烈なスパイクが決まって先手を奪った。第2Sからは「少し相手に合わせてしまっている部分があったので、自分たちが得点を取っていくためにというのを考えてやるように変えた」とチームで意識を共有すると、第3Sは9失点しか許さず。藍もチーム2位の15得点をマークするなど、完勝した。

 故郷である京都にがい旋した藍は「実家に帰ってきたら親戚と顔を会わせることが多い」と、試合以外でも充実の時を過ごしている様子だ。次戦に勝利すれば12月の「世界クラブ選手権」出場も決定する。アル・ラーヤンを「ニミル選手や、イタリアからケイタ選手であったり結構名のある選手がそろっている」と、警戒。それでも「相手どうこうよりも、自分たちが1点にこだわってやっていく」と自分たちの戦い方を見失わず、難敵撃破を誓った。

 ◇アジア・チャンピオンズリーグ(ACL) アジアのクラブ最強を決める大会で、12チームが参加。11~13日に大阪・パナソニックアリーナで4組に分かれてグループステージを実施。15日からは島津アリーナ京都に会場を移し、準々決勝から18日の決勝までを行う。日本勢は、前身のVリーグで昨季優勝のサントリーと、同準優勝の大阪Bが参戦。ACL決勝進出2チームが12月の世界クラブ選手権(開催地未定)に進む。

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