◆JERA セ・リーグ 巨人1ー0中日(17日・東京ドーム)

 巨人が中日に連勝し、貯金を「2」とした。先発のグリフィン投手は7回まで投げ3安打無失点、二塁を踏ませない好投で、今季3勝目を挙げた。

70イニング連続でタイムリーがなかった打線は、中日の先発・高橋宏斗投手から2回に中山礼都内野手の適時打で先制し、その1点を8回は救援陣が守り切った。巨人は5カードぶりの勝ち越しを決め、ホームの中日戦は9連勝となった。

 70イニング連続でタイムリーがなかった打線が、2回に中山礼都内野手の適時打で先制点を奪った。

 先頭のキャベッジ外野手が中日の先発・高橋宏斗投手から右前打で出塁。増田陸内野手の投ゴロを高橋宏が二塁に悪送球し無死一、二塁となったところで、この試合スタメン起用の中山礼都内野手が、中京大中京高校の同級生である高橋宏から中前にはじき返し、二塁からキャベッジが好走塁で生還し、1点を先取した。

 グリフィンは1回1死から田中幹也内野手に右前打されるも、16日に2打席連続アーチの上林誠知外野手を見逃し三振、4番・カリステ内野手を右飛に打ち取り無失点。3回は2死から岡林勇希外野手に左前打を打たれたが田中を中飛。4回、5回はいずれも3者凡退に抑え、無失点で5回を終えた。

 グリフィンは6回、高橋宏斗投手に先頭で中前打を許したが、後続を抑え無失点。7回は3人で片付け、この回まで3安打無失点で降板した。

 追加点がほしい巨人は6回、17日が26歳の誕生日の泉口友汰内野手が先頭で四球。吉川尚輝内野手の投ゴロで1死二塁、キャベッジは四球、増田陸の二ゴロで2死一、三塁となり、2回に適時打を放っている中山が打席に入ったが、ここは右飛に打ち取られ、得点できなかった。

 7回は先頭のヘルナンデス外野手が左前打で出塁し、岸田行倫捕手が送りバントを決め1死二塁とチャンスを作り、代打・大城卓三捕手は空振り三振も、浅野翔吾外野手がファウルで粘って四球を選び2死一、三塁とつないだが、泉口は中飛に打ち取られた。

 8回は大勢投手がマウンドにあがり、3人でピシャリ。9回は守護神・マルティネス投手が登板。岡林の投ゴロをファンブル(失策)し先頭打者を出塁させ、送りバントで1死二塁、上林の投ゴロで2死三塁とされたが、カリステ内野手を右飛に仕留め、逃げ切った。

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