◆JERAセ・リーグ 巨人1―0中日(17日・東京ドーム)

 中日は今季9度目の完封負けを喫し、ビジターの巨人戦は23年4月1日~9月10日以来の9連敗となった。

 先発の高橋宏斗投手は、2回に先頭のキャベッジを右前打で出塁させると、続く増田陸のゴロを二塁に悪送球。

無死一、二塁とピンチを広げ、中京大中京高時代のチームメート・中山に152キロ直球を中前に運ばれて、先取点を許した。3回以降は、走者を背負いながらも粘投を見せたが、味方の援護がなく、7回を今季最多の116球を投げて4安打1失点。両リーグワーストの今季5敗目を喫した。

 16日の同戦(東京ドーム)の2得点はともに上林の本塁打と、つながりを欠いた打線。この日も、3安打無得点と沈黙し、痛い2連敗となった。以下は井上監督の主な一問一答。

―チャンスを作れなかった

「それはお互いさまの話。ミスして、そこで打たれてしまった。昨日の夢斗もそうだし、今日の宏斗にしても、あまりにも点を取れないってなると、ピッチャーにプレッシャーをかけさせすぎちゃう。数字が残せなくなると、ピッチャーが死んでしまう。点数が入らない、勝てないってなると(ベンチのテンションは)低くなりがちなので、冷めないようにやっていく」

―塁に出ることから

「そうなんだよ。塁に出ないと、作戦が打てない。

最後は4球で終わったよな。初球からいってやろうって気持ちは買ってあげたいし、ライデルがきたら、あかんわって思ってはほしくない。いつか、頭抱えさせてやるって気持ちを持ちつつやりたい。明日から(も試合は)続くわけで、先制点にこだわりながら、やるしかない」

―高橋宏の投球は

「徐々によくなりつつある。失点すると、そこがクローズアップされてしまう。野手陣が頑張って、2点、3点とって、宏斗が7回1失点なら、ナイスピッチで終わるわけでしょ?あれで勝ち投手になれば、宏斗のギアも上がると思うので、そこはくんであげたい」

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