桐光学園(神奈川)を春夏計5度の甲子園に導いた野呂雅之監督(64)が、今夏限りで勇退することが17日、分かった。

 野呂監督は早実(東京)、早大で外野手としてプレー後、1984年に同校野球部監督に就任。

今年で監督生活42年目を迎える。2012年には2年生サウスポー・松井裕樹(現パドレス)を擁して夏の甲子園で8強入りするなど、激戦区・神奈川における強豪に育て上げた。

 5月上旬、選手たちには勇退の意向を伝えた。野呂監督はスポーツ報知の取材に「ずっと引き際を考えていました。総合的に考え、この夏を最後に一区切りをつけることにしました」と話した。

 最後の夏はノーシードで臨む。「最後だから、特別何かが変わるわけではない。甲子園に向けて頑張るだけです」と例年同様、ナインとベストを尽くす意向だ。

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