全世界3500万枚超のアルバムセールスを誇る英歌手サラ・ブライトマン(64)が、6月25日に9年ぶりのベストアルバムム「スターライト・シンフォニー―ベスト・コレクション」を発売することが17日、分かった。7月3日開幕のジャパンツアー「A STARLIGHT SYMPHONY」(6都市8公演)に合わせ、日本のみのリリースとなる。
織田裕二主演の映画「アマルフィ 女神の報酬」(2009年)の主題歌「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」を始め、「ピエ・イエス」「ファントム・オブ・ジ・オペラ」「アヴェ・マリア」などヒット曲、名曲など15曲を収録予定。サラは「ツアーで披露する曲をベースにセレクトしたもので、思い出深い「大切な曲を厳選」したしています。日本のファンの皆さんの前で披露できることを楽しみにしています」とコメントした。
単独での来日公演は通算11回目で、22年11月のクリスマスコンサート以来2年8か月ぶり。オーケストラや合唱団、特別ゲストを迎えてパフォーマンスする。「『A STARLIGHT SYMPHONY』のステージは、米国とメキシコ以外では日本が初めて。アルバムの内容に沿ったものというより、みんなに愛されている作品を網羅したショー」と説明。「これから5年は別の音楽や他のことに取り組んでいく。しばらくはこういった形式のコンサートはしないと思う」と話しており、貴重な機会になりそうだ。
サラは親日家として知られ、これまでNHK紅白歌合戦にも3回出場している。「文化や歴史的に美しいと感じ、初めて日本に来た時から好きになった。伝統を守り続けている部分、文化的にも深いところがあるのが好き」と理由を語った。
◆サラ・ブライトマン 1960年8月14日、英国出身。64歳。「オペラ座の怪人」などのミュージカルに主演。その後ソロデビュー。2003年、アルバム「ハレム」で史上初となるビルボード誌のダンスチャート、クラシックチャート同時1位を獲得。バルセロナ五輪、北京五輪で公式テーマ曲を歌唱。日本では、テレ朝系サッカー放送で使用される「クエスチョン・オブ・オナー」が有名。