広島は19日、二俣翔一、山足達也両内野手の出場選手登録を抹消した。新井貴浩監督は「二俣と山足は(2軍で)試合にしっかり出て野球をやってくるように伝えました」と説明した上で「(佐々木)泰と上本」とベテランの上本崇司内野手とともにドラフト1位の佐々木泰内野手(22)のプロ初昇格を断言した。

 青学大出身の佐々木は、昨秋に左肩を脱臼し、キャンプは2軍で過ごした。3月1日から1軍に合流したが、3月5日のDeNA戦(横浜)で左太もも裏を肉離れ。治療に専念し、開幕1軍は逃したものの、ウエスタン・リーグでは8試合の出場で打率5割6分5厘、1本塁打、4打点と驚異の数字を残している。

 チームは遊撃の矢野が高い身体能力を武器に鉄壁の守備を見せているものの、打率は1割8分8厘と低調。状況次第では三塁の小園が遊撃に入り、佐々木がホットコーナーを務める攻撃的なオプションも見られそうだ。

 チームは16日からの首位・阪神との3連戦(甲子園)に負け越し、1・5ゲーム差の2位。佐々木は首位再奪取の起爆剤になり得る存在だ。指揮官は「(佐々木は)数字だけじゃなしに内容的にも、ものすごくいい」と太鼓判を押した。

編集部おすすめ