◆春季高校野球関東大会▽2回戦 横浜8X―1作新学院=7回コールド(19日・ひたちなか市民)
センバツ覇者の横浜(神奈川1位)が作新学院(栃木2位)を7回コールドで下し、昨秋からの連勝を「26」に伸ばした。
主将の阿部葉太外野手(3年)が右太もも裏側の肉離れを発症。
4回裏に同点とすると、5回裏1死一塁から1番・奥村凌大二塁手(3年)が右翼席へ勝ち越し2ランを放った。その後も着実に加点し、2回途中に遊撃の守備からマウンドに上がった池田聖摩(2年)が無失点投球で勝利に貢献した。
村田浩明監督(38)は「阿部、奥村(頼)が出ない試合は、このチームになって初めて。『つなぐ』をスローガンに戦った」と明かし、4番で3安打2打点2得点の今村稀翠(きすい)右翼手(3年)と、5番で1安打1打点だった江坂佳史中堅手(2年)の“代役クリーンアップ”を評価した。
試合でプレーできない阿部は、伝令役を務めるなど精神的な柱としてチームに貢献。指揮官は「ベンチから見る野球は、すごくいい時間になっているのでは。伝令も呼んでいないのに来てくれて、すごく頼もしかった」と話した。